石橋涼子 20年6月28日放送
パフェの話 プルースト効果
マルセル・プルーストによる文学作品
『失われた時を求めて』。
主人公が、マドレーヌと紅茶の香りに刺激を受け、
幼い頃を思い出すシーンから始まる。
これをプルースト効果と言うように、
食べ物の匂いと味は、人間の記憶にリンクしやすい。
さて、
冷たいアイスとフルーツと、生クリームと。
デザートの宝箱のような、パフェ。
あなたが思い出すのは、どんなパフェだろうか。
家族で出かけたデパートの最上階の、ご馳走の味。
友だちとおでかけした都会のオシャレなカフェの味。
古い喫茶店で食べた、缶詰のチェリーが載ったあの味。
いくつになっても贅沢で、憧れる存在のパフェ。
思い出さえも甘く刺激してくれる。
今日、6月28日は、パフェの日です。