河田紗弥 20年7月26日放送
耳で楽しむ夏の風物詩。 花火
日本最古の花火大会でもある
隅田川花火大会が始まったのは1733年。
当時は、「両国川開き」と呼ばれていた。
このときに花火を打ち上げたのは、
日本最古の鍵屋という花火業者であった。
その約150年後、
鍵屋の番頭が独立して花火業者を始めたのが玉屋だ。
鍵屋と玉屋。
両国橋の上流を玉屋、下流を鍵屋が担当するなど、
ライバルとして、
この二つの花火業者は、さらに発展していった。
しかし玉屋はのちに火災を出してしまい、
これがきっかけで家名が断絶。
それでも「たまや〜」「かぎや〜」という声が
今でも花火大会では、どこからともなく聞こえてくる。