宮田知明 10年12月18日放送
日本人宇宙人飛行士の応募条件の中に、
「美しい日本語」という項目がある。
人類を代表して宇宙に行く以上、
ミッションを達成するのはもちろん、
その稀有な宇宙飛行体験を伝えることも大事な役割。
宇宙飛行士、毛利衛は言う。
僕は2回、宇宙へ行かせてもらった。
その経験を広く伝える役割を担っていると思うんです。
僕自身の言葉を発することで、
より多くの人たちにメッセージを届けることができますから。
そんな毛利が宇宙から帰ってきて、最初のインタビューで伝えた言葉。
「地球には、国境線はありませんでした。」
その言葉の、何と美しいことか。