0歳11カ月の育児のお話し。

10カ月の回で「熱出し過ぎ!」と書きましたが
今回は、「熱出るたびに成長し過ぎ!」という話しです。

本当にこどもは熱を出して寝込むたびに
すくすくと成長するのです。

体調が悪い間はこどもの機嫌も悪いので
親が成長に気づく余裕が無いだけだった、
ということなのかもしれませんが。

しかし事実として成長するのです。
サイヤ人並に(図参照)。

いきなり「あかんべえ」を覚えたり
ストローで吸えるようになったり
踊ったり離乳食おかわりしたり
おかあさんのパンツかぶったり…。

そして!
とある発熱の後、すーさんは「たっち」をしたのです。
二本の足で立ったんですよ!!
もう赤ちゃんじゃない!!
すごい!

その一回だけでしたが。
同じ月齢の子に比べると、だいぶのんびりしたペースですが。
それでも確実に成長しています。

この調子であっという間に立って歩いて走って母の元を飛び出して
恋して青春して盗んだバイクで走りだしてだめだなんか泣けてきた。
一瞬一瞬の成長は輝かしいんですが、
遠い未来まで想像すると、かあさん良くも悪くも泣いちゃう。
ずっと赤ちゃんでいろ!と思っちゃう。
それはそれで大変だけど。

そんなすーさんも、来月には1歳。
かあさんやっぱり泣いちゃう。

閑話休題。育児中の母が食べたいものの話し。

営業のニシダさんは、奥さまが専業主婦をしていて、
ふたりのカワイイお子さんも主に奥さまが育てている。

ある日、ニシダさんは奥さまを慰労しようと考えた。
実家の両親に子どもたちを預け、
久しぶりにふたりで外食をすることにしたのだ。
さあ、どこへ行こう?
キミが食べたいものを思いっきり食べよう!
張り切るニシダさんに、奥さまはこうリクエストした。
「ラーメン食べたい」

そして夫婦は仲良く、アツアツのラーメンをすすったのでした。
めでたしめでたし。

ニシダさん曰く、「妻の気持ちがわからない」とのこと。
私はですね、めちゃくちゃわかりますっ!!

というかわが家もまったく同じ話しがあったのです!
仕事復帰のちょっと前に、
オットが実家の両親にすーさんを預けて外食に誘ってくれたのです。
「お寿司でも食べようよ!」って。

「…はあ?」って感じです。
「キミは本当に何もわかってない」と。

寿司なぞは赤子を抱きながらでも安全に食べられるのです。
むしろ、育児中の母親のために進化した食べ物が
寿司なのではないでしょうか。
右手でひょいとつまんで、ひとくちでぱくっと食べられる。
万が一ごはんつぶ(醤油付き)が赤子に落ちたとしても
なんの危険もありません。ひょいぱく。
それが寿司!ビバ!寿司!

その対極にあるデンジャーメニューが、
アツアツの汁モノなのです。
特に麺類!ツユが飛ぶ!!赤子に!!
超危険!!!!

だったら赤ちゃんが寝てる隙に食えよ!
とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
そりゃそうです。

しかし赤子というものはどんなにすやすや寝ていても、
母がインスタントラーメンにお湯をそそいで
うきうきの3分が経ったタイミングで目を覚ますものなのです。
うどんに満を持して天かすを投入したタイミングで
いきなりぐずるものなのです!

うう、私のラーメン、私のうどん(天かすはカリカリのうちに食べたい)・・・。

というわけで、私が仕事復帰してまずやったことは
丸亀製麺でアツアツのうどんをはふはふすることでした。
もちろん天かすはカリカリでね!

という話しをニシダさんに熱く語ったところ
「寿司を提案しなくて命拾いした…」と感謝されました。
よかったよかった。

0歳10カ月の育児の話し。

4月から5月にかけて
保育園生活に慣れたすーさん(美少年でぶ)。
体調も崩さず、先生にもなついて、
問題無く通えるようになりました。
そして6月。
優秀な息子に負けじと、母は仕事に復帰したのです。

以下、ぷち日記形式でどうぞ。

6月1日(金) 復帰一日目。
みなさんにご挨拶&デスクの整理。
15時半、保育園から電話。
すーさん発熱とのこと。
早退。慌てて帰る。

6月4日(月)
週末に回復したが、再び微熱。
午前半休。

6月11日(月)
保育園に連れて行こうとしたら、発熱。
有休。

6月12日(火)
体調が良さそうなので保育園に預けたら、
会社に着いた途端に園から呼び出しが。
午後半休。

6月22日(金)
一週間がんばったものの、すーさん燃え尽きた様子。
発熱。
有休。

7月6日(金)
引っ越し。
おじいちゃんおばあちゃんの近くに住むことにする。
引っ越しのバタバタで発熱。

7月9日(月)
週末に回復したと思ったら、
再び微熱。
半休。

7月8日(火)
続・微熱。
半休。

ふむふむ。
だいたい週イチで発熱をしていますね。
特に金曜と月曜に燃え尽きることが多いのは、
大人にも通じるものがあるような。

と、いま振り返れば冷静に俯瞰できますが、
当時は毎日ドキドキしっぱなしでした。
毎朝ドキドキしながら体温測って、
仕事中は保育園から電話が来るのではとドキドキドキドキ。
人間の一生涯の心拍数は決まっているという説がありますが、
あの数カ月で相当数を稼いだと思います。

というか本音を言うと、
「ちょっと熱出し過ぎじゃね?」と思ってました。
先輩ママから、
子どもは発熱をコントロールできるのだと伺いましたが、
まったくもって真実だと思う。

(今月の写真は、東京タワーのマスコットに驚くすーさんです)

澁江俊一 13年4月20日放送



啄木の上京

どうせ貧乏するなら、
北海道まで来て貧乏しているよりは
東京で貧乏した方がいい。
東京だ。東京だ。

そう日記に記し、
月給が25円ほどの時代に
千三百円以上の借金をしていた石川啄木。
三度目の上京中、彼は一晩で八百五十五首もの短歌を書く。
それはやがて歌集「一握の砂」となる。

たくさんの人に迷惑をかけ
その素朴な歌とはかけ離れた
わずか26年の人生を破滅的に駆け抜けた。

 東京を夢見つづけた啄木はまた
 東京の美しい風景も多く歌っている。

 春の雪
 銀座の裏の三階の煉瓦造に
 やはらかに降る

0歳9カ月の育児の話し。

9カ月です。
3/4歳です。(わかりにくい)
いろいろと成長しております。

まず、歯がちょっぴり生えてきました。
前歯の上下セット、計4本。

すーさんはおっぱい大好き美少年(でぶ)なので
上下の歯が生え始めた頃、母は苦悩しました。
卒乳すべきか。継続すべきか。それが問題だ、と。
ていうか噛まれたら卒乳しよう。痛いもん。
母からの無言のプレッシャーを感じたのでしょうか。
特に噛まれることもなく、おっぱいはしばらく継続となりました。
そういうところは賢い美少年なのです。

そして寝相が悪くなってきました。
我が家ではベビーベッドを使っておらず
ふつうのベッドで川の字に寝ていたのですが。
まあ、予想通りというか、お約束というか。
9カ月のこの頃、初!ベッド落ち!いたしました。
いつかはこの日が来ると思っていました・・・

柵を買いましょう、というお話しです。

さらに初散髪をいたしました。
友人のこどもたちはみんな前髪パッツンで、
私は「不器用だなあ(笑)」と思っていましたごめんねみんな。
自分でやってみて、激しく反省いたしました。
赤子の髪をオシャレに切るのは、無理。
ハサミを怖がって泣いて暴れて、当然の帰結としてのパッツンです。
もはや自然の摂理なのです。赤子のパッツン。

実は私、切り落とした産毛で記念の筆(そういうサービスがあるんです)を
つくろうとこっそり企んでいました。
現実は、暴れる赤子を祖父母両親総出で羽交い絞めです。
近所に虐待を疑われないか心配になるくらいの惨状。
産毛で筆つくりたいのなんてメルヘンなことは
とても言えませんでした・・・。

そんなこんなで、毎日ちいさな成長を積み重ねながら
一喜一憂していましたが、
とうとうおかあさん、お仕事に復帰することになりました。
大丈夫かすーさん!?
というより私!

ポケット社長の妹は兄がこんなの書いているのを知らない

鮎ちゃんはポケット社社長の妹だ。
警察の遺失物係に勤めている。
遺失物扱いされている犬や兎やモルモットを
家へ連れて帰っては飼っている。

鮎ちゃんは
自分の誕生日に、兄が毎年こんなもんを書いていることを
まだ知らない(玉子)

● 2013年

● 2012年

● 2011年

● 2010年

礒部建多 13年3月24日放送



別れと狼

明治38年、奈良県の小さな村で、
ニホンオオカミの最後の一匹が確認された。

アメリカ人青年マルコム・アンダーソンは
最後のニホンオオカミを大英博物館へ運んだ人物である。
彼は東南アジア小型哺乳類収集団の一員として、
その村を訪れていた。

地元の猟師が手にしていたニホンオオカミの死骸を
マルコムは8円50銭で買おうとした。
猟師たちは、交渉の末、死骸を売り渡した。
それが日本での最後の一匹になるとは知らずに。

奈良県の東吉野村には、いま
等身大の日本オオカミのブロンズ像が立っている。

0歳8ヵ月の育児の話し。

0歳8ヵ月。
と言えばちょうど一年前。
春です!入園です!
すーさん(美少年でぶ9キロ)は運よく
区立の保育園に入ることができました。

0歳クラスとはいえ、受け入れ対象は
生後8ヵ月以上の赤ちゃん。
クラスメイトは全員8ヵ月~12ヵ月です。
つまりすーさんは0歳クラスの中では
最年少の部類。

この数カ月の差が大きいのです!

なにしろデブなので(個人的な意見です)
まだハイハイもできないすーさんです。
8ヵ月にして、ほふく前進しかできません。
ずりずり。
それでも感動しましたよおかあさんは。

しかし!
12ヵ月の赤子は、歩くのです!(個人差があります)
よちよち歩くのですよ!!
もうお前ら赤ちゃんじゃないなっ!

ていうか、
うちの子、まだハイハイもできてないじゃん!!!

なんというんですかね。
比較対象が登場した途端に襲いかかる
「うちの子、もしかして・・・」
という不安の嵐。

クラスで二番目に足が遅かったという
学生時代の記憶がフラッシュバック。
リレーで5人にごぼう抜きされた苦い思い出・・・。
ハードルが無いところでなぜか転ぶ私・・・。
あー辛かったなー運動会。
あと、足が速いヤツがモテるって、埼玉はやっぱり田舎だよなー。
集団生活における仁義なき競争(?)に
早くもへこたれる母。

と思ったら、入園直後にハイハイをマスターしました。
これが集団生活における学習効果かっ!
悔しさをバネにしたの?
それとも他人の技を盗んだの?
どっちにしても天才?
すーさん天才なの?!
(引き続き、うちの子天才かも症候群です)

なにはともあれ、
親の不安をよそに、子どもは成長するんですね。
ありがたし。
そして反省。

0歳7カ月の育児の話し。

更新の間隔が空いてしまいました・・・
すみません・・・。
現在1歳7ヶ月のすーさんですが、
こちらの育児日記、まったく追いつく気配がありません。
おろおろ。

さてさて7ヶ月のこの頃、おすわりは安定していたのですが、
実は、寝返りが苦手でした。
なぜならでぶだから!(推測です)
9キロ超えてるから!(平均範囲の上限ギリギリです)
コロン!と軽やかに回転できなかったのです。
うーん、うーん、うーん、どすこい!って感じ。
90度回転したところで逆戻りして泣いたり。
美少年なのに!

寝返りはできませんがうつぶせは得意でした。
しかしハイハイは一向にできません。
なぜなら腹が重いから!(推測です)
9キロ超えてるから!(ホント言うと平均範囲からはみ出てました)

しかし、じたばたもがきながら
後ろに進むことはできたのです。
本人はまったく意図していなかったと思いますが。
よくソファの下に嵌って泣いていました。
(写真は泣きだす5秒前)

泣いてばっかりだな・・・。

とはいえ感情も発達し始めていて、
ちゃんと「楽しい!」と感じて笑顔になることも。
ああ、人間だなあーと、感動してしまいます。

そんなある日、私がお風呂に入る間
オットに遊んでもらっていたところ
「げひゃひゃひゃひゃひゃ」
なんとも下品な爆笑が聞こえてきました。
なにごとかと慌ててお風呂から出ましたよ。

オット曰く、
ぬいぐるみをテーブルの端(崖っぷち)から
コロリンと落とすと、爆笑するのだそうです。

「げひゃひゃひゃひゃひゃ」

何度でも爆笑。
エンドレス爆笑。
下卑た爆笑。

すーさんの笑いのツボはここなのか。
よくわからん・・・。

ところが次の日にはウソのように無反応。
何をコロリンしても、ふーんって感じです。
なんだったんだろう、
あの夜の爆笑(しかも下品な)。

7ヶ月の育児の話し。

7カ月になると、おすわりも安定し
手先もちょこっと器用になります。

そして、破壊を覚えます。

「おれのゆび、いろいろできるぞ!!」
と発見するらしいのです。

具体的に言うと、
なにかをなにかで叩くのです。

まず、ガラガラを振る→音がして楽しい。
次に、たいこを叩く→音がして楽しい。
さらに、ガラガラでたいこを叩く→たくさん音がして楽しい!!
という感じですかね。

学習&応用している!
すーさん天才っ!!
(これが世に言う「うちの子天才かも」症候群)

ガラガラは振り回しすぎて中の鈴が壊れ、
たいこは割れました。
ついでに新聞もよく破られました。
赤子の力はあなどれません。

写真はわかりにくいのですが、
「実印」でオモチャを叩いているの図です。

実印ケースがにぎりやすいサイズで、
しかも振るとかちゃかちゃ音が鳴るので
お気に入りだったんです・・・。
この頃は、おでかけバッグに
オモチャと実印を入れて持ち歩く日々でした。
防犯にもなって一石二鳥!と思うことにしていましたが、
喫茶店なぞで振り回される方が危険だった気が
しないでもないです。

そんなこんなで、そろそろ保育園に入る準備です。
大丈夫か?!すーさん!!


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