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花とことば③ 山村暮鳥
山村暮鳥の詩、「風景」は、
「いちめんのなのはな」
という一節が冒頭から繰り返される。
詩人は風景を描写しない。
見たままを言葉にするだけで、
聞き手の心を、菜の花畑に連れていく。
本能的な表現をする暮鳥のありようは、
純粋な子どもの心、と評されることもある。
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
かすかなるむぎぶえ
いちめんのなのはな