小林組・野村隆文

野村隆文 19年4月13日放送



喫茶店の話 〜ふたつの銀ブラ〜

現存する日本最古の喫茶店、カフェーパウリスタ。
1911年の開業から、今年で108年を迎える。
銀座通りに面した席からは、今もなお、
「」する人たちを眺めることができる。

さて、「銀座の街をぶらぶら散歩すること」を表すこの言葉。
実は、もう一つの由来があると言われている。

なんと、
「銀座のカフェーパウリスタに、ブラジルコーヒーを飲みに行くこと」
だという。
開業当時、店に好んで通った学生たちが流行らせた言葉だとか。

真偽のほどは定かではないが、
銀座という街を歩くこと、そしてその街の喫茶店でコーヒーを飲むことが、
長く愛されてきたことは確かだろう。

ふたつの「銀ブラ」を楽しめるカフェーパウリスタは、
今も銀座の街を静かに見守っている。

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野村隆文 19年4月13日放送


IZAYOI_YUKARI
喫茶店の話 〜一息へのこだわり〜

なぜ、喫茶店は落ち着くのか。

コーヒーの香りは、
脳にリラックス効果を与えると言われている。

また人間の脳は、
適度な話し声やBGMがある方が集中できるという。

さらには、あたたかく店内を包む照明に、革張りのゆったりとしたソファ。
控えめなマスターが淹れる、いつもどおりのブレンドの味。

そんないろいろな要素が合わさって、喫茶店は
誰もがほっと一息つける場所になる。

実は、あのブルーボトルコーヒーのルーツは、
日本の喫茶店文化にあると創業者は語る。

長い時間をかけて培われてきた、こだわりの時間と空間は、
最先端のカフェの中にも脈々と受け継がれているのかもしれない。

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