武将の白髪染め
10月20日(はつか)、今日は頭髪の日。
日本ではじめて白髪染めをしたのは、
平安末期の武将、斎藤実盛だといわれている。
1183年、実盛は木曾義仲追討のため北陸に出陣するが、敗北。
味方が総崩れとなる中、実盛は老齢ながら一歩もひかずに戦ったが
ついに討ち取られた。
敵方の武将が首を切り、付近の池にて洗わせたところ、
実盛の黒い髪の毛がみるみる白髪に変わっていった。
実盛は出陣前からここを最期の地と覚悟しており、
「最後こそ若々しく戦いたい」という思いから
白髪の頭を黒く染めていたという。
いつの時代でも、戦う気持ちに年齢は関係ない。