白のはなし 雪の不思議
今年の冬は雪が少ないが、
それでも日本各地で真っ白な風景を見ることができる。
そんな景色を眺めていた、とある子どもの疑問。
なぜ雪は白いの?
確かに。
雪の結晶を拡大すると、氷と同じように透明なのに、
ふんわりと積もった雪は真っ白だ。
これは、複雑な形をした雪の粒が、光の波長を乱反射させて
すべての色が混じって見えるから。
「光の三原色」で教わるとおり、
光は、すべての色が混じると白になる。
何色でもない白は、いろんな色でできている。
雪の不思議は、光の不思議。