西尾まりちゃんの牛深通信にちょっとお邪魔いたします。
上の地図の赤い四角のあたりが熊本県天草市牛深町です。
通常に表示される日本地図で見ると島の外れで
たいへん交通が不便なように見えますが
ちょっと発想を変えてみてください。
もし自分が海洋民族だったとしたら…という発想です。
東シナ海から見ると、牛深の町は九州の中心に位置しています。
船でやってくる人たちにとっては、この町が九州のど真ん中の都市だったのです。
下の図で見るとさらにはっきりします。
赤い印が牛深町です。
そこにはすばらしい天然の港がありました。
たくさんの船がやってきて
その船乗りたちを目当てに遊郭ができて、人が集まって
毛細血管のような細い道に家が密集して。
むかしの牛深町はそんなところでした。
牛深の拡大図は下のような感じです。
遊郭跡や狭い道など、古い時代の面影はいまも残っています。
余談ですが、日本海から眺めると
北海道をのぞく日本の中心は金沢あたりになります。
たまには地図を別方向から眺めるのも面白いかもしれません(中山佐知子)
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