二回めの段ボール収録は11月27日だった。
段ボール収録というネーミングの由良だが、
録音機材が大きな段ボール箱ひとつにおさまってしまうことから
ミキサーの森田が「段ボールスタジオ」と名付けたのだが
その段ボールスタジオでおこなう収録なのだ
まあ、段ボール収録と呼んでもいいだろうと思うのだ。
段ボールスタジオの欠点は、「暑い寒い」だ。
11月の末ともなればすでにして寒いし夏はさぞ暑かろう。
建物も付帯設備も断末魔までに古いランダムハウスでは
うるさくて暖房もつけられない。
この先が思いやられた。
この日の収録は、
山田キヌヲ(古居利康)、西尾まり(坂本和加)、水下きよし(直川隆久)
大川泰樹(小野田隆雄・中山佐知子)
*( )の中は執筆者。
この日、直川隆久さんの原稿が前編後編に分けて計20分という
超大作になり、録音終了後は足早にだるま亭へ行って
中華をたらふく食べたのだった。
おっと、その前に水下さんが持ってきてくれたビールで
乾杯もしたぞ(なかやま)