こんにちは、三坂知絵子です。
夏に生まれ、夏が大好きな私は、
8月も終わりに近づくと、
昼下がりと夕日のあいだの真空のような時間に、
胸の奥がキュキュキューと痛み、呼吸が苦しくなります。
幼い頃からずっと続く、私の年中行事です。
その理由は主に2つあり、
(1)大好きな季節が去っていくことに対して
なにも出来ない自分の(人間の)無力さに打ちひしがれている
(2)夏休みの宿題がまったく、全然、終わっていないことに対して
なにから手をつけてよいか見当もつかず、ぼう然としている
・・・からです。
今思うと、夏休みの宿題なんて、気合いを入れれば3日かそこらで
終わるような量だったと思うのですが
(実際、ほとんど8月31日に徹夜してやっていたわけですし)
なんであんなに延ばし延ばしにしていたんだろう・・・。
おそらく、「夏休みの宿題を終わらせてしまうと、夏が終わってしまう」
と心のどこかで思っていたんじゃないかと。
「夏はまだまだ続く(と思っていたい願望)」
↓ ↑
「だから、夏休みはまだまだあるはずだ」
↓ ↑
「ということは、宿題はまだやらなくてもいいや」
という思考回路がぐるぐるぐるぐる。
大人になって宿題がなくなった今でも、8月下旬になると
「この夏にやるべきことをまだやっていないのではないか」
と“架空の夏休みの宿題”を頭の中に思い描き、
夏が終わることに対して一人で勝手に焦って、
めまいと吐き気に襲われるのです。
超・ひとり相撲ですね・・・。
それでも、やっぱり私は夏が大好きです。
早く来年の夏が来ないかなー。(←気が早いよ!)