地曳豪くん出演の映画(海燕ホテルブルー)



2011年、つまり今年の2月のことです。
地曳豪くんは若松孝二監督の映画のロケで新潟へ行きました。
そのちょっと前に私も新潟へ行ったばかり、
その寒さと豪雪と暖かい肌着の必要性を説きに説きました。
実際に私の行った新潟では
自分の背丈より高く、バス停もカーブミラーも
すべて埋もれるほどの雪が積もっていました。
その様子を力説すると、地曳くんは
「まじっすか」を何度も繰り返し
本気で防寒対策を考えたようでした。

地曳くんの新潟ロケは映画のオープニングシーンだそうです。
役者は地曳くんただひとり。
海際で雪が少なかわりに身を切られるほど冷たい海風のなかに
若松監督の罵声が飛びます。
「こんなに下手だとは思わなかったあぁぁぁあ〜〜っ!」

地曳豪くんは帰ってきてしばらく落ち込んでいました。

さて、それから。
夏の少し前くらいでしょうか、
ヒロインのオーディションがあるという話や
大島にロケに行くという話をききました。
ヒロインのオーディションには
「おまえの相手役なんだからおまえも選ぶんだぁ〜」
と、監督に怒鳴られて
本当に審査(というのでしょうか?)に参加した話もききました。
それにしても、撮影がはじまっているのに
メインキャストが決まっていないって….
映画の現場は大胆です。すごいです。
気の弱い私にはとうてい無理な芸当です。

それから衣装の話です。
予算のない映画なので大半の衣装は自前だそうですが
なかには若松監督が持ち込んだ衣装があります。
いや、衣装ではなく古着です。
還暦のときの真っ赤なジャケット
赤いゲバラTシャツ、なぜか甚平…
地曳くん言うところの「21世紀では絶対に入手困難なケミカルウォッシュのGパン」

いちいち地曳くんの言葉を引き合いに出して恐縮ですが
「変な服はぜんぶ監督の私物」だそうです。
衣装スタッフの名前には
監督の本名が入っているそうですから
かなりの衣装を提供したのだと思います。

さて、ついさきほどですが
地曳豪くんからメールがきました。

「海燕ホテルブルー」の予告編が完成しました。

と、書いてあり
youtubeのURLが案内されていました。
それが上の動画です。
予告編のしょっぱなから地曳くんが出ています。

映画「海燕ホテルブルー」の封切りは2012年。
予告編には一瞬しか見られない監督の赤いジャケットも
たっぷり見られると思います(たぶん)
なかやまでした。

海燕ホテルブルー公式HPhttp://www.wakamatsukoji.org/kaien/yokoku.html

地曳豪HPhttp://www.gojibiki.jp/

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