GAMAROCKへの行きかた

GAMAROCKへの行き方。

     ストーリー 大友美友紀
        出演 宮下今日子

GAMAROCKへは、
まず、仙台から、せんせき線に乗ります。
仙台と石巻をつなぐ路線です。
よく「せんごくせん」と読み間違えられます。
仙石線は、新幹線のホームからは、ちょっと遠いので、
時間に余裕を持って移動してください。
各駅停車で12駅目、本塩釜で降ります。
駅前から、GAMAROCKの会場のみなと公園へ、
シャトルバスが出ています。
徒歩だったら15〜20分ぐらい。
お天気がよければ塩竈の街を見ながら、
歩いていくのもよいでしょう。

会場に近づくと、近所の小学生たちが描いた、
GAMAROCKのフラッグが見えてきます。
ワクワクしてきます。

さて、入場です。
芝生の公園のど真ん中にステージがあります。
周りには食べ物や飲み物の屋台が取り囲んでいます。
チケットは、仙台の地酒と笹かまぼこ付きなので、
まずレジャーシートを敷いて自分の場所を確保したら、
お酒をもらいにいきます。
浦霞、阿部勘、一の蔵から選べます。
わたしは、阿部勘にしました。
オープニングの挨拶を聞きながら、
もう笹かまで、一杯やります。

GAMAROCKはミュージックとアートとフードを通して、
塩竈の魅力を伝え、塩竈を元気にするイベントです。

サイトもご覧ください。
http://gamarock.net/2014/

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秋は GAMAROCK

秋はGAMAROCK。

     ストーリー 大友美友紀
        出演 大川泰樹

ガマは、塩竈のガマです。
塩竈は、宮城県にあります。
仙台から電車で30分ほどの港町です。
人口に対するお寿司屋さんの数が
日本でいちばん多いんだそうです。
笹かまぼこなど、ねりものでも有名です。

その塩竈で開催される野外フェスが、
GAMAROCKです。

ミュージックとアートとフードを通して、
たくさんの人に塩竈の魅力を伝えて、
塩竈を元気にするイベントです。
2012年と2013年に開催されました。

主催者は、写真家の平間至さん。
平間さんは、塩竈の写真館の息子さんなんです。
タワーレコードのNO MUSIC , NO LIFEの写真を
撮っている人、といったらおわかりになるでしょうか。
それと平間さんの思いに賛同した
Dragon AshのATSUSHIさん。
出演者は、宮城、塩竈にゆかりある人と、
やはり、その思いに賛同した人たち。

ことしも、秋に開催するそうです。

夏のほとぼりが覚めた頃、東北で開催されるフェス。
いい感じです。

GAMAROCKのサイトもぜひご覧ください。
http://gamarock.net/ 

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星座をつくろう

「星座をつくろう」

     ストーリー 中里智史(さとし)
        出演 清水理沙

夜になると、私は星空を見に行く。

私の暮らす岩手県洋野(ひろの)町は、
本格的な天文台がある。
日本一の星空に選ばれたことをきっかけに
つくられた天文台だ。
「ひろのまきば天文台」という名前のとおり
牧場の高台にあって、まわりには牛がいる。
当然だが、まわりにはネオンがない。空気も澄んでいる。
星がよく見える。
美しい星空は、この町の数少ない自慢のひとつなのだ。

だけど私が星空を見に行くのは、
手を伸ばせば届くくらいに輝く星たちを
ただ眺めに行くわけではない。
私だけの星座をつくるためだ。

その昔インカの人々は、夜空に見える星が多すぎるため
ひとつ、ひとつ星を結んで星座をつくるのではなく、
星のない隙間の形を様々な動物に見立てて
星座をつくっていたらしい。

私もインカの人々にならい、星空の暗闇を見つけていく。
雲の形を何かに例えるように、
輝く星たちの隙間を私は何に例えよう。
さあ、今日はどんな星座が生まれるだろう。

東北へ行こう。


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奥入瀬ライトアップ

「奥入瀬ライトアップ」

     ストーリー 伊藤恵
        出演 清水理沙

今年の夏休みは、奥入瀬渓流のライトアップをご覧になりませんか?

それは早朝、日が昇ると同時にスタートします。
日本一のブナ林と清流が織りなす朝日のライトアップです。

まわりの木々を従えるひときわ大きなブナは、
樹齢400年、幹回りが6メートルの巨木。
三本に分れた木には神が宿るという言い伝えによって
「森の神」と呼ばれています。

その「森の神」が見守るブナ林は、
川の流れが緑に染まり、そこに朝日が降り注ぐと、
渓流がライトアップされているようにキラキラと輝きだすのです。

見どころは、つぎつぎと移り変わる輝きの色。
陽が昇るにつれて青みがかった緑だった輝きは、
どんどん鮮やかになっていきます。
朝日が昇り切るころには、渓流全体が
まばゆいエメラルドグリーンの輝きに満ち溢れるでしょう。

夏休み、たまには早起きもいいものです。
川の水で顔を洗えば、毛穴が引き締まるほどの冷たさで、
眠気もきっと吹き飛びます。

皆様のお越しをお待ちしております。

東北にいこう。


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未来をのぞくなら、南三陸へ

「未来をのぞくなら、南三陸へ」

     ストーリー 丸原孝紀
        出演 地曵豪

目がついたモアイは、世界にたった二つしかない。

ひとつは、チリのイースター島。
もうひとつの居場所は、なんと日本の南三陸。

貴重なモアイが日本に渡るきっかけになったのは、
1960年に南三陸を襲った、チリ地震津波だった。

41人の命と、
1000戸近くの住まいを奪った、大きな津波。

その被害から立ち直った人々を讃えるべく、
30年後の1990年、チリ人の彫刻家の手によるモアイ像が、
イースター島から南三陸に贈られた。

そして2011年。
南三陸は、再び大きな津波に襲われる。
その被害は、かつてのチリ地震津波をはるかに上回る
被害をもたらした。モアイも壊され、流された。

その知らせを聞いて、
93歳の老彫刻家は言った。
「海に破壊された日本の町に、人々が再びそこで
生きたいと思えるようなマナを与えるモアイを彫ろう」。

マナとは、イースター島の言葉で「霊力」を意味するもの。

命を削るように彫られたモアイは南三陸に贈られ、
老彫刻家の手で、目が入れられた。
目を入れると、モアイにはマナが宿るのだ。

イースター島の言葉で「未来に生きる」という意味を
あらわすモアイ。

時を超え、距離を超え、
南三陸に渡ってきたモアイと目を合わせて、
あなたも、未来をのぞいてみませんか。

東北へ行こう。


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秋田美人

「秋田美人」

       ストーリー 福井徹
          出演 齋藤陽介

あなたは、ご存知だろうか。
秋田の山奥に、絶世の美女がいることを。

県のほぼ中央に位置する太平山自然公園。
その中を流れる馬場目川の上流域、
手つかずの自然が残る渓流で、
その美女はひっそりと静かに暮らしている。

彼女の名前は、ヤマメ。
漢字では「山」の「女」と書く。
木の葉模様を持ったスレンダーな体が、僕たち釣り人を虜にする。

渓流の、ジェットコースターのような流れに
生まれた時から鍛えられている彼女は、
体長30cmそこそことは思えない力で糸を引っ張る。
急いで強く引きすぎるのは禁物。
相手が疲れて、根を上げるのを待つんだ。
大切なのはタイミング。焦らずじっくり。
まるで、恋の駆け引きだ。

ジリジリ近づく彼女の姿を、ついに肉眼でとらえる。
「いける。」
そう思った、次の瞬間だった。
彼女は水面から飛び出して、激しいしぶきと共に体をひねった。

詰めが甘いのが、昔からの悪い癖。
竿の先の重みは、すっと消えていた。

なかなか釣れない、山奥に住む秋田美人。
また来年も、この場所で。
東北へ行こう


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秋田県のイワナとヤマメが釣れる渓流:
http://touhokutarou.dee.cc/3-iwana-akita.htm

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