つや姫

「つや姫」

              ストーリー 大越智明(東北芸術工科大学)
                 出演 村木仁

山形を南北に流れる最上川は
やがて東西に流れを変え、庄内平野に至る。
山のブナ林が育む水は日照りの夏でも涸れず
養分を含んで甘い。

その水で米をつくる。

形は、ふっくら、ちょっと大きめ。
そして粒ぞろい。
炊きあがったときの芳醇な香り。
美しい艶ととびぬけた白さ。
適度な粘りと歯ごたえ。
口いっぱいに広がる旨味。
飽きの来ない、程よい甘さ。
そして冷めても美味しいご飯。

そんな特徴を持ったのがつや姫だ。
「山形のお米美味しいね」
「山形のお米最高だね」
「日本の米どころといえば、山形だ!」
そういってもらえる米「つや姫」を
いま山形県は育てている。

山よし。
水よし。
そして、米よし。
人よし。
それが、私の出身地「山形」だ。

東北へ行こう

つや姫.comhttp://www.tsuyahime.com/

つや姫.jphttp://www.tuyahime.jp/

おいしい山形http://www.yamagata.nmai.org/

山形の郷土料理
http://www.city.yamagata.yamagata.jp/hoken/kyoudoryouri/


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ほろ酔いの街

ほろ酔いの街                  

             ストーリー 加藤愛花里(東北芸術工科大学)
                出演 いせゆみこ

仙台の街は休日になると陽気になる。
いたるところで音楽が演奏されている。

近くの公園では朝からブルース、
街のアーケードでは
毎週のようにジャズ演奏があり
コーラスグループが歌を唄っている。

そしてお客さんはビール片手に街を散歩し、
好きな音楽があれば立ち止まり、
夕方になるころにはすっかりほろよいになっているのだ。

 そんな仙台では9月に、今年で22回目の
「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」、
通称ジャズフェスが開催される。
道路やケヤキ並木、公園、商店街、
あちこちに設置された100ヶ所のステージでは、
朝から晩まで音楽が鳴っている。

去年はたしかソーラン節をジャズ調に歌いあげる
ファンキーなおじいさんのバンドでしめたなぁ。

みんなが心待ちにしているこの日、
今年はどんな音楽でビールを飲もう。

ほろよいの街、仙台。

東北へ行こう

定禅寺ストリートジャズフェスティバルhttp://www.j-streetjazz.com/

仙台タウンhttp://www.sendaishi-town.com/

せんだい旅日和http://www.sentabi.jp/mp0000v.php


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芋煮会

芋煮会
     
         ストーリー 伊藤 薫(東北芸術工科大学)
            出演 地曵豪

山形の秋と言えば、
やはり馬見ヶ崎(まみがさき)川で開催される芋煮会が目玉だろう。
秋の週末はいつも河原で鍋を囲む光景が見られ、
川が一年で最もにぎやかな季節になる。
山形市民の芋煮会に対する執着は相当なもので、
地元に住んでいれば小学校の遠足や部活の打ち上げ、
会社の宴会など、多種多様な目的で芋煮会が開催される。

中でも特筆すべきは山形在住でなくても聞いたことがあるはずの
日本一の芋煮会フェスティバルだ。

毎年9月の第一日曜日に開かれるこのイベントは、
3t の里芋と1,2t の山形牛を贅沢に使い
3万食分の山形風のすきやき芋煮が「同じ鍋で一度に」作られる。

これだけの量を一度に煮る様子をイメージできない人も多いと思うが、
実際の芋煮会を見てもらえると即座に理解して頂けるだろう。
このためだけに作られた専用の巨大芋煮鍋「鍋太郎」は、
なんと直径6m。
人の手では調理が出来ないため、
機械油ではなくサラダ油を潤滑油に使った芋煮専用ショベルカーもある。

山形市民の芋煮愛が具現化したかのような迫力あるこのイベント。
秋に山形にきたなら、
是非、馬見ヶ崎川まで足を運んで頂きたい。

東北へ行こう

日本一の芋煮会フェスティバルhttp://www.y-yeg.jp/imoni/

東北観光博http://www.visitjapan-tohoku.org/

山形十二花月http://www.kankou.yamagata.yamagata.jp/db/

山形県酒造組合http://www.yamagata-sake.or.jp/


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消えない場所

消えない場所

      ストーリー 草野みさき
         出演 清水理沙

毎年決まって朝早く起こされるその日
支度を急いで、車に乗せられ、ぐるぐるした山道を走る。
到着した先は小さい漁村。
親戚数十人が揃うと、今度は徒歩で山道を登る。
山の上を這うように並ぶお墓に丁寧に手を合わせ
終わると真っ先に、さっき供えたお賽銭を握って
駄菓子屋へ走った。

たくさん買ったアイスキャンデー。
風鈴を吊した座敷のひんやりとした畳に
大人も子供も寝転がって食べた。

風の音、波の音、風鈴の音。
穏やかな時間が意識を夢の小道へと誘う。
毎年夏のこの日「ただいま」と帰る場所がある。

岩手県釜石市
あの風鈴の音も寝転がる畳ももうないけれど
あの日の穏やかな時間は変わらず私を迎えてくれる。
だから私は
今年も来年もこの先も、ここに帰ってくるだろう。

思い出の、ものは消えても場所は消えない。

東北へ行こう

いわての旅http://www.iwatetabi.jp/

釜石観光物産協会http://www16.plala.or.jp/kamaishi-kankou/

東北観光博http://www.visitjapan-tohoku.org/


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山形散歩

「山形散歩」
  
       ストーリー 小野山梢
           出演 大川泰樹

山形市の山奥に住んで四年、
元々インドア派だった私は、すっかり散歩が趣味になっている。
はじめは目眩がするような坂道・坂道・坂道の連続に
気力も体力も削られっぱなしだったが、
今では鼻歌を歌いながら、周りの風景を楽しむ余裕がある。

山形の風景は面白い。
人はあまり歩いていないが、
畑や水田がそこかしらに広がっている。
そこの住人はちょうちょやトンボ、カエルや蝉。
そして、その何ともメルヘンな自然風景のなかに、
蜃気楼のような人影を見ることがある。

木漏れ日の下でベンチと一体化したおじいさん。
向日葵畑のまん中にぬっと立ち上がるおばあさん。
畑の向こうでむくむくと動く麦わら帽子。

「もしや、妖精ってやつか?」と友人は言う。
けれどこの妖精は、
挨拶をすると野菜をわけてくれたりもするのだ。

ゆるやかに穏やかに時がすぎていく、
山形の散歩は日常で非日常的で、なんだか楽しい。

東北へ行こう

やまがたへの旅http://yamagatakanko.com/

山形・庄内旬青果http://www.shun-seika.jp/

山形伝統野菜
http://www.pref.yamagata.jp/ou/sogoshicho/okitama

ウォーキングでいこうhttp://lets-walking.com/


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山形へ行きたいと言われたら

山形へ行きたいと言われたら

              ストーリー 南慧(東北芸術工科大学)
                 出演 清水理沙

山形に行きたいと言われたら
何もないよ、と言ってしまうけど。

ここは空がとても広くて
夜になると星が綺麗なところ。
星座が本当に
本で見る星座と同じ形をしているって知ったのは
ここに来れてからだよ。

ここは沢山の色があるところ。
夕方になると空が綺麗なグラデーションになる。
毎日少しずつ違う色で、夕暮れがこんなに表情があるなんて
ここに来るまでは知らなかったよ。

ここは歩くと花や虫や石ころがとても目に付くところ。
目的がなければ歩かなくなって
道端の花に目を留めることがなくなっていたんだなって
それに気付いたのも、ここに来てから。

どこにでもあって、ここにしかない。
私はここで生きている。東北で生きている。

東北へ来てください。

やまがた最上の達人http://ameblo.jp/maemori03/entrylist.html

やまがたへの旅http://yamagatakanko.com/

南東北のプラネタリウム
http://www.planetarium-guide.net/list/02_tohoku02.html


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