いせゆみこの大船渡線 ③

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さて、車内へ。
無人駅が多いので、バスみたいに料金表と運賃箱があります。

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私は、車内で切符を買いました。

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これこれ!ご存知ですか?
東北は冬がとてもさむいので、扉の開閉は自動ではなく、
自分でボタンを押して開ける仕様になっています。
東北の電車に乗ることがあれば、よく見かけるボタンですので、
ぜひ覚えておいてくださいね。
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いせゆみこの大船渡線 ②

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一ノ関駅の在来線ホームは、
静かに大船渡線90周年を慶んでいるご様子ですよ。

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あ、来た来た!来ましたー!

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懐かしいなぁ。数年前までは当たり前に、家の前に止まっていた車両です。

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大船渡線の通称、ドラゴンレール。
これは路線が走る線形を龍に見立てて名付けられており、
とくにも海沿いの、三陸リアス式海岸の地形は
ドラゴンの背の様に波打っています。
その海が牙を剥いてのち、
今は車窓から海を拝むことはありませんが、
今でも一ノ関からののどかな田園風景を楽しむ事ができる美しい路線です。
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いせゆみこの大船渡線 ①

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こんにちは!「東北へ行こう」ナレーションなどでお世話になっている私、
いせゆみこです。

なんだか急に夏が過ぎて秋の涼しさがやってきましたね。
つい半月前までの今年の暑~い夏はいかがお過ごしでしたか?
私はお盆に一週間ほど、岩手県大船渡市の実家に帰省してきました。
ちょうど今年は、JR大船渡線が90周年なのだと伺ったので、
せっかくだから帰省の日は久しぶりに、
一ノ関駅から大船渡線で家路に着くことにしました。

私の実家は大船渡線の終着駅、盛駅の目の前にあり、
そんな訳で私は赤ちゃんの頃から、
朝から晩まで大船渡線のディーゼル音を子守唄にして育ちました。
3.11の震災の時、気仙沼から先の海沿いの線路が壊滅してしまった為、
寸断された線路は撤去されて道路へと舗装され、
大船渡線のディーゼルは現在その全てが気仙沼駅止まり。
気仙沼から先は、BRT(バス高速輸送システム)というバス路線で
私の実家、大船渡の盛駅まで繋がっています。
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大船渡線HP:http://www.jreast.co.jp/railway/train/brt/

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おもいで

「おもいで」

     ストーリー 田澤京子(東北芸術工科大学)
        出演 清水理沙

学校が終わって家路につくと
いつも同じところに立っているおばあさんがいた。
そのおばあさんは帰ってくる子ども達に
「おかえりなさい」って
いつも笑顔で言っていた。

地元を離れて一人で暮らす。
いつのまにか「ただいま」って言わなくなっていた。
いつのまにか「おかえり」って聞かなくなっていた。

お盆の季節。
地元に帰る。

ガラガラガラガラ
「ただいま」

自然と口から出てきた言葉。
「おかえり」
自然と耳にはいった言葉。

たった四文字の言葉があたたかい。
これが私のふるさと。
あたたかい私のふるさと。

東北へ行こう。

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自分のとっておきの東北を紹介し、あなたを東北におさそいする企画です
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旅・東北:http://www.tohokukanko.jp

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雪国の冬


出演者情報:札内幸太:

雪国の冬

     文 八鍬佑衣(東北芸術工科大学)
         声 札内幸太

ひどく冷えた朝、
私は何枚も重ね着をし、意を決して家のドアを開けた。
雪かき用のダンプを手に、ふかふかの雪に足を入れる。
辺り一面の白が、ぎゅっぎゅっと音を立てる。

目元まで深く帽子を被り、頬を赤くして汗をかきながら、
何も考えず行ったり来たりを繰り返す。
ただ夢中になって何度も何度も重たい雪を運ぶ。

そして、ようやく綺麗になった真っ白の地面に、
どさりと寝転んで大の字になる。
空は灰色で、雪はまだしんしんと降り続く。
静かな白の世界には、まるで私しかいないみたいに、
まだ荒い息遣いと冷めていく体温の感覚だけ。
これが、私だけの冬の楽しみ方。

東北へ行こう

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東北の温泉ガイド:http://onsen.arukikata.co.jp/202/

東北温泉かけ流しガイド:http://www.onsen-shinsengumi.com/tohoku.html

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小さな手しごと


出演者情報:岡田優:https://www.facebook.com/masaru.okada2

小さな手しごと

          文 岩井巽(東北芸術工科大学)
          声 岡田優

山形の北部、庄内地方は果てしない平野だった。
出羽三山が、晴れた6月の水田に写り込み、
その水田に点在する農家がまるで小さな島のように見える。

庄内地方の手仕事に「ばんどり」という藁細工がある。
いま作り手は80歳のおじいちゃん只一人だ。

農具小屋の屋根裏部屋から、窮屈そうな階段を降りて
おじいちゃんが出てきた。ここがおじいちゃんの工房だ。

「ばんどり」はその昔、
女が重い荷物を背負って運ぶときに背中を痛めないようにと
男が編んだ藁の背当てのことだ。
羽根を広げたムササビのような独特な形と、
藁に編み込まれた色とりどりの布切れが華やかで
嫁入りする娘のために、父親は三日三晩かけて
お洒落に編んだのだそうだ。

藁はコンバインで粉砕されてしまういま、
わざわざ長い稲を取り寄せないと「ばんどり」はつくれない。
それでも「ばんどり」を作り続けるおじいちゃんの手は、力強かった。

それから半年が過ぎ、豪雪の庄内地方は雪に埋もれた。
“農家の冬の手しごと”として営まれてきた藁細工は、
あと何回雪解けを迎えることができるだろうか。

東北へ行こう。     

1.html

庄内のばんどりコレクション:http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/86556

やまがた庄内観光サイト:http://www.mokkedano.net
            

庄内エリア:http://www.mokkedano.net/

最上エリア:http://kanko-mogami.jp/

村山エリア:http://www.nihonnotabi.com/yamagata/murayama

置賜エリア:http://oki-tama.jp/

山形温泉めぐり:http://www.e-yamagata.com/top/onsen.htm

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