ニュース

武田義史のカンヌの誘惑-⑦

2014カンヌ、勝手に受賞予想

2013年のカンヌレポートと言いつつも、既に2014年5月下旬。
今年のカンヌが間近に迫った中、
第3回目のコラムで
“カンヌに渡航する前に予習をした方が何かと便利”と申し上げた手前、
紹介した方法で今年のカンヌで受賞しそうなエントリーを
いくつかピックアップしてみました。

本来であれば、
カテゴリー毎にめぼしいものをいくつか紹介する方が
実際のカンヌの進行に沿っていて理解しやすいと思われますが、
私自身、明るいがインタラクティブ、プロモ、ダイレクトであること、
近年のカンヌアワードはカテゴリー間の重複が甚だしいことから、
以下の3つの焦点でまとめたいと思います。

ユーティリティー:生活者にとって便利機能となり
かつ企業にとってはブランド体験となる、
いわゆる“使える広告”なのですが、
その範囲は個人に何か便益をもたらすツールだけでなく、
世の中の課題を解決する仕組みも含む。

コンテンツ:フォーマットとしては、映像、グラフィック、
音楽、ゲーム、リアルイベント、Webサイト、
デジタルインスタレーション、
最近では”Snackable”といわれるSNSの投稿画像にいたるまで、
広告と変わらないですが、
広告であることを忘れさせてしまうエモーショナル体験を生活者にもたらし、
それらを消費する行為そのものが楽しめる制作物。

コミュニティ:リアルやオンライン問わず、
コミュニティを新たに創造する活動はもちろん、
既に興味・関心・嗜好などで繋がっているオープンな集合体(いわゆるトライブ)に
働きかけるニュースを提供することも含む。

なぜ、この区分けなのか?
ご存知のとおり、カンヌの冠からAdvertisingが外れて、
Creativityが加わりました。Creativityって何?と考えたときに、
生活者と企業や団体の関係構築に新たな創造性を発揮するものかなと。
そこで、去年のサイバー、プロモーション、ダイレクトの
ショートリスト以上の全エントリーを生活者の立場から眺めたところ、
「ユーティリティー」「コンテンツ」「コミュニティ」のいずれか、
もしくはその組み合わせに当てはまることに気づき、
人に説明する際に用いると分かりやすいと評判を得たので、
これらで整理した次第です。

ユーティリティー
ブランド:Milka タイトル:Last Square

Milkaというフランスの板チョコのプロモーション。
板チョコの一片(=Square)が欠けた商品を販売し、
その一片を親しい人に
自分の気持ちを伝えるために届けてくれるという仕組み。
“お裾分けすることは親しい関係を築くきっかけとなる”という
インサイトを捉えて、
上手く商品特性と掛け合わせて試したくなるユーティリティーしたのは見事です。

ブランド:UTEC タイトル:Air purifying billboard

UTECは昨年のカンヌで“空気中の水蒸気を濾過して、
水にするビルボード”で受賞したペルー工科大学。今年もやってくれました。
今度は、空気中の大気汚染物質をフィルタリングして、
キレイな空気に浄化してくれるビルボードです。
水を濾過するビルボードも、
社会課題を解決するということでは価値あることですが、
今年の空気清浄ビルボードは
大気汚染に悩む世界中の国からのニーズが高いのではないでしょうか。
個人的には、エアコンメーカーがこれをやったら面白いと思いました。

ブランド:Burberry タイトル:Kisses

これはあのGoogle Art &Code Projectとバーバリーのコラボで、
ちょうど昨年のカンヌの会場で発表されたものです。
唇を画像キャプチャーすることで
自分のキスマークでメールの封筒に封緘できる、オリジナルMailer。
文字だけの無味乾燥なメールに
このようなエモーショナルな機能を付加することで感情を伝え、
しかもバーバリーの口紅のプロモーションにもなっているという
機能的かつ素敵な体験をもたらすツールですよね。

コンテンツ
ブランド:Volvo Truck  タイトル:The Epic Split

もうこれは言わずもがな、ONE SHOWでBest of Show、
D&ADでもBlack Pencilを獲得し、
個人的にも近年観たCMの中で最も好きな
ジャン・クロード・ヴァンダムの“股割り”動画。
映像としての素晴らしさはもちろんのこと、
いわゆるタレント広告は賞を獲りにくいという常識を覆し、
タレント文脈と商品文脈を見事に融合したクリエイティビティ、
グローバルB to B広告として、メディアではなく、
制作に費用をかけてバイラルさせるという戦略に脱帽です。
これは、今年のカンヌで注目されるもう一つのエントリー、
セナの“Sound of HONDA”でも言えることなのですが、
ネット時代、タレントの文脈が世界中で共有しやすくなった現れなのかなと思います。
今年のカンヌはヴァンダム祭り、セナ祭りの予感です。

ブランド:British Airways タイトル:Magic of Fly

これも広告クリエイティブ系のサイトをチェックしている方なら
ご存知だと思いますが、
飛行機の運行時間のデータを活用し、
空を飛んでいる飛行機と屋外サイネージの映像をシンクロさせて、
一つの表現に仕立てた試み。このようなデータ×サイネージや、
有名なスウェーデンの“地下鉄ホームの
突風で髪の毛がなびくサイネージ”にみられる、
センサー×サイネージといった、テクノロジーを活用して、
リアルタイムクリエイティブを具現化したエントリーが今年は旬だと思われます。

ブランド:Coca Cola タイトル:Happy Beep

スーパーのレジで店員さんが
バーコードを読み取ると鳴るピッという音(Beep)が
コカコーラのCMでおなじみのサウンドロゴになるというもの。
一見するとシンプルな小ネタですが、
ハッピーな気分をもたらすことがコカコーラらしさを表し、
かつ口コミで聞いたら実際にお店に行って確かめたいという
気持ちを駆り立てるのではないでしょうか。
エージェンシーは、あのOgilvy Brazilです。

コミュニティ
ブランド:Toyota Prius タイトル:Try my Hybrid

既にプリウスを所有しているオーナーの方々に呼びかけて、
所有しているプリウスを試乗車として提供してもらい、
オーナー自身が検討客にプリウスの素晴らしさをプロモートしてもらう仕組み。
まだ普及途上の商品の場合、
オーナーはこだわりを持ったアーリーアダプターであることから、
①オーナー間のコミュニティが形成され、
情報伝播されやすい②希少品は他人に自慢したい、
というインサイトが想像できるのではないかと思います。
それらインサイトを巧みに突いて、
オーナーをブランド普及のアンバサダーにしたアイデアが素晴らしいですね。
スウェーデンという国土面積の割に販売網が薄いという
チャネル課題をも解決しているのも見事です。

ブランド:HORNBACH タイトル:The Hornbach Hammer

HORNBACHというドイツのDIYストアが仕掛けた顧客拡大と
WEBストアのトラフィック増を狙ったプロモーション。
ロシアの戦車を買い取り、
その戦車を溶かしてリサイクルした鉄で作ったハンマーを
WEBストア限定で販売したというもの。
ターゲットは、DIYファンはもちろんのこと、
濃いミリタリーマニア、第2次世界大戦の敵国の戦車ということでは
愛国者までも含まれるのではないでしょうか。
特定のコミュニティにその中で“確実に共感されるニュース”を投下し、
共感からバイラルを誘発し、
自社商品とのエンゲージメントする顧客を広げるという、
まさにソーシャルメディア時代のお手本のキャンペーンですね。

ブランド:ABTO タイトル:Bentley Burial

ブラジルの臓器移植支援団体が仕掛けたPR。
エキセントリックで有名なブラジルの億万長者が、
ある日「エジプトの歴代のファラオが宝物を埋葬するように、
自分も4000万円する高級外車ベントレーを自宅の庭に埋葬する」
という記事を自分のFacebookに投稿。
国中のメディアが報道し、“なんて馬鹿げたこと”という世論が形成。
“埋葬”の当日、メディア集めて埋葬しようとした時に、
突如、記者会見を行い
「自分のことをなんて馬鹿げたことをするのだろうと思っているだろうが、
 みなさんは自分以上に馬鹿げたことをしている。
 このベントレー以上に価値ある臓器をなんのためらいもなく、
 埋葬している。このことは世界で最ももったいないことだ」
と宣言し、臓器提供PRだったことを告白した。
どの国にもゴシップ好きの“トライブ”というのは、
マスボリュームで存在するもので、臓器提供をゴシップ文脈に変換し、
ニュースとして世の中ごと化を狙ったという戦略が見えます。
“臓器提供しないのは、もったいない”というパーセプションチェンジを行うために、
巧みなストーリーテリングで
国中のメディアを巻き込んだ壮大なドッキリ仕掛け、
鮮やかな課題解決ですね。

以上のケースは、前哨戦となるアワードの受賞状況、
海外の広告系サイトの評判、Youtube上のケースビデオの再生回数を元に、
私自身が「これは面白い。評価されるべき」と思ったものをセレクトしました。
全てのケースで共通するのは「ターゲット設定」「インサイト発見」
「ストーリー構築」「表現」「仕掛け」といった企画制作を構成する要素に、
従来の発想を超えた“クリエイティビティ”があり、
課題解決の原動力になっているというところです。
なので、ここでの“面白い”とはそれら要素に、
理性としての“なるほど”と感性としての“Wow”があり、
加えて、カンヌ60年の歴史を語る上で業界の進化を前進させたもの、
と言い表せるのではないでしょうか。

今年のカンヌに参加する人はもちろん、
現地に行かない人であっても、
“もし自分が審査員であったら”という視点で事前に様々なケースを見て評価し、
会期に“答え合わせ”することは、
世界の人に普遍的に受け入れられるクリエイティビティを養う
トレーニングとなります。

年に1度のこの機会に皆さんもゲーム感覚で
トライしてはいかがでしょうか?

Tagged: ,   |  コメントを書く ページトップへ

武田義史のカンヌの誘惑-⑥

半日でもコートダジュールを満喫できるお城巡りのご案内

久しぶりにカンヌのWebサイトを覗いてみたら、
アワードへのエントリーが締め切られ、セミナーの詳細も発表されていました。

目立ったところでは、恒例となったセレブリティゲストですが、
今年はサラ・ジェシカ・パーカーが6/16に登壇するようです。
個人的には6/18に開催される、あのボルボのジャン・クロード・ヴァンダムの
股割りCMを制作したエージェンシー、
Forsman & Bodenforsの『THE EPIC LECTURE』に興味があります。
1か月後に迫った今年のカンヌ、今から楽しみですね。

早くも今年の受賞予想をされている方もいらっしゃいます。
http://www.pinterest.com/mrcreativerebel/cannes-lions-2014-prediction/

今回のコラムですが、
今まではカンヌライオンズを有意義に過ごすためのTIPSを紹介しましたが、
とある方から「せっかく南仏に行ったのに観光しないんですか?」
という鋭い?質問があったのでお答えしようと思います。

カンヌをものにしようと会場に籠ってしまうと、
展示鑑賞やスクリーニング、セミナーの予定が矢継ぎ早に入ってきて、
観光に時間を割くことが難しいのですが、
会期半ばくらいにはさすがに集中力が持たなくなります。
そんな時に、一日をかけて人気の観光地であるモナコ、鷹の巣村のエズ、
マティスのロザリオ礼拝堂があるヴァンスなどに行かなくとも、
”半日”でコートダジュールを満喫できる場所がありますので、ご紹介いたします。

海を満喫したい方へは、アンティーブ(Antibes)

カンヌ駅から各駅停車に乗り、4つ目の駅、約10分で到着するのがアンティーブ。
昨年の勝浦さんのコラムでも紹介されていたピカソのアトリエがあった
グリマルディ城(現ピカソ美術館)がある街です。
駅から南西へ徒歩15分くらいで海岸沿いの旧市街に到着できます。
おすすめはやはりピカソ美術館で、ここのテラスから眼下に広がる海は、正に”紺碧”。
お城の北に広がる白砂の砂浜から豪華なヨットが停泊する港を散策すれば、
ちょっとしたモナコ気分を味わうことができて、心地良いです。

旧市街に目を向けるとプロバンス市場という、いかにも地元っぽいマルシェ、
迷路のような小道沿いに並ぶお土産物屋、
街の中心となる広場にはオープンテラスがあるレストランが立ち並んでいます。
小さな街なので、散策してランチを食べても
カンヌには午後早めに戻ることができるでしょう。

エズに行かなくても鷹の巣村を満喫できる、カーニュ・シュル・メー
(Cagnes-sur-Mer)

コートダジュール名物、
山頂に点在する城郭に囲まれた中世の街”鷹の巣村”といえば、エズ村が有名ですが、
タクシーをチャーターする以外でエズに辿り着くには、ニースまで国鉄で行き、
さらに駅から遠いバスターミナルから1時間に1本しかない路線バスで30分という
一日がかりの観光となってしまいます。
そこでお勧めなのがアンティーブからニース方面へ約5分、3つ目の駅、
カーニュ・シュル・メール。
ここには南仏のモンマルトルといわれる鷹の巣村オー・ド・カーニュという
グリマルディ城を中心とした中世の村が存在します。
殺風景な駅前から大通りを北東方面に歩くと急坂に出合うので、
その坂を20分程上るとお城直下の頂上広場に辿り着きます。
広場には3軒のレストランがあるのでランチができます。

お城の中は地中海近現代美術館に改装されて一般公開されているのですが、
お勧めポイントは階段を上りつめた先にある最上階の展望台。
眼下に広がる旧市街の先に広がる地中海は間近で
眺める海とは異なる表情で空と海の境界が融けるほどのターコイズブルー。
また、美術館の展示の方は近くにルノアール終焉の家があることから、
ルノアールの晩年の作品やアトリエが再現されていました。
エズと比べると観光地化されていない分、
静かで日本人観光客もほとんどいないので個人的にはこちらの方が好みですね。

灯台下暗し?カンヌの穴場的展望スポット“カンヌ城”

カンヌ城とは通称で、正式にはノートル・ダム・ド・レスペランス教会と
ラ・カストル博物館。中世の修道士から作った城塞で、
カンヌライオンズ会場から西方面、
カンヌ旧港から旧市街シュケの丘の坂道をそれとなく登っていくと
5分くらいで到着する、カンヌ市街や地中海を一望できる展望スポットです。
会場から目立つ場所にあるので、誰もが目にするはずですが、
実際に登って行った人は少なく、観光客も欧米人が多かったです。

会期中、集中力がなくなった時やエアコンで身体が冷えた時には、
幾度となくここを訪れて遠くの青い海を見ることで鋭気を養い会場に戻ったものです。朝、昼、夕方と異なる表情をみせてくれるところがいいですね。
ラ・カストル博物館の開館時間内であれば、塔に登ることができて、
そこからは地中海を間近に感じられる360°ビューを満喫できるでしょう。
なお、朝夕の人通りが少ないときは、怪しい雰囲気が漂っているので、
強盗にはくれぐれも気をつけてください。

その他としては、私は行ったことがないのですが、
カンヌから電車で35分くらい内陸に入ったところにある香水の都グラースで、
香水博物館やフラゴナールの工場を見学するのも南仏らしいのではないでしょうか。
詳しくはこちらからどうぞ。http://www.mycotedazurtours.com/?p=1540

私自身が初めてカンヌに行ったときに、ネットやガイドブックを見ながら、
“観光する時間くらいあるでしょ”と高をくくっていたのですが、
いざ現地に行ってフェスティバルのスケジュールに沿って日々を過ごしてしまうと
周りの空気に飲み込まれて、
観光に一日を割くというのは結構大きな決断を要しました。
カンヌを吸収しようと意気込んで自費でやってきた場合なら、
”もったいない“と思われるかもしれません。
しかし、せっかくのコートダジュール、
半日ではあれば、目玉セミナーが開催される昼過ぎまでには戻れるので、
ランチを口実に少し足を延ばすことをおススメします。

尚、電車を利用する際は、お国柄ストが多いので
事前にネットや駅で確認するなど気をつけください!


カンヌ公式サイトhttp://www.canneslions.com/home/
日本語の案内サイト:http://www.canneslionsjapan.com/about/

Tagged: , ,   |  コメントを書く ページトップへ

TCC賞はこれだ(受賞作品も掲載)

TCCグランプリ

澤本嘉光
「バカは強いですよ、お利口さんより、ずっと。」
(ソフトバンクモバイル/TVCM)

TCC賞

中治信博/古川雅之
「♪~彼女が黄ばんだ便器にサンポールで書いた『サヨナラ』の文字は白かった。」
(大日本除虫菊「サンポール」/WebMovie)

福里真一
「この惑星には、愛されるという勝ち方もある。」
(サントリーホールディングス「BOSS」/TVCM)

多田琢
「俺は家では野党だ。」
(大和ハウス工業/TVCM)

多田琢
「お前の夢は金で買えるのか。」
(LOTO7/TVCM)

小山佳奈
「女子やない。女や。」
(エイベックス・エンタテインメント「dビデオ」/TVCM)

Caleb Jensen/久山弘史/Andrew Miller
「宣誓。我々は、というか、僕に注目してください。」
(ナイキベースボール/TVCM)

福里真一/一倉宏
「TOYOTOWN」
「ハイブリットしなければ、こういうことにならなかった。」
(トヨタ自動車/TVCM他)

岩田純平
「それでも、前を向く。」
(日本たばこ産業「ROOTS」/ポスター他)

保持壮太郎/キリーロバ・ナージャ
「Sound of Honda Ayrton Senna1989」
(本田技研工業「インターナビ」/TVCM)

山口広輝
「ぜんぶ雪のせいだ。」
(東日本旅客鉄道「JR Ski Ski」/TVCM他)

秋永寛
「エラそうに新聞なんて読みやがって!!」
(ノーススターズピクチャーズ「北斗の拳30周年」/新聞)

TCC審査委員長賞

松村祐治
「ちょっと飲んでみ 間接キッスしてみ」
(サントリー「ふんわり鏡月ゆず」/TVCM)

眞鍋海里
「CAUTION 雪道コワイ」
(オートウェイ「冬用タイヤ」/WebMovie)

TCC最高新人賞

山崎博司
「ボクのおとうさんは、桃太郎という奴に殺されました。」
(日本新聞協会/新聞)

TCC新人賞

新志康介
「日本では、『事故で亡くなる』。海外では、『kill』という。」
(AICHI SAFETY ACTION/ポスター)

鈴木晋太郎
「その日の登場人物 1716人 だから、新聞は面白い。」
(読売新聞東京本社/TVCM)

境祐介
「日本人が一番好きな会議室は、居酒屋です。」
(東京都「東京遺産」/ポスター)

森昭太
「自由すぎる女神」
(タカラトミーアーツ/ネーミング)

吉岡由祐
「以上。市原悦子さんになりすまして、モノマネ芸人がお送りしました。」
(パナソニック「テレビドアホン」/ラジオCM)

田母神龍
「おれだってスーパーXシリーズなんだよ おれだって活躍できんだよ」
(セメダイン「スーパーXシリーズ」/WebMovie)

淺井勇樹「家族は面倒くさい幸せだ。」
(信濃毎日新聞社/WebMovie)

清松俊也
「野菜は、命を差し出している。」
(そらち南農業協同組合青年部「わけあり野菜」/ポスター)

大津裕基
「また来るぜ!と言ってたバンドが二度と来ない。」
(DLE「島根県×鷹の爪」/カレンダー)

秋田勇人
「風速80m。車がミサイルのように吹き飛ぶ。」
(東芝「SIENT」/ラジオCM)

久保馨
「お客様を待つ姿も、景観の一部になっている。」
(MKタクシー/Web広告)

佐久間英彰
「ネットの会社って聞いてたけど、こっちでしたか。」
(タキロン/ポスター)

武田さとみ
「まほちゃんには、ヒミツの計画があります。サンタさんに直接言いたいことがあるのです。」
(東京ガス/TVCM)

西村和久
「ポーン!この先、挫折します」
(パナソニック「カーナビ ゴリラ」/ラジオCM)

野﨑賢一
「1ミリを大事にせんと、ええ電車はできん。」
(日立製作所/TVCM)

吉田聡史
「捨てた日も、散歩と思って よろこんで出かけて行った。」
(神奈川県動物愛護協会/ポスター)

佐藤朝子
「土日しか風邪ひかない子に育ちますように。」
(NPO法人ノーベル/ポスター)

竹田芳幸
「赤字は、財産です。」
(Z会/ポスター)

田中ことは
「日曜日、部活があるので早起きした。もっと早起きしてる人がいた。」
(東京ガス/ラジオCM)

森田一成 
「こんにちは、内田法子です。」
(三河屋製菓「えび満月」/ラジオCM)

ページトップへ

一倉宏・上田知華 歌曲集「枕草子」リリース記念コンサート

歌曲集『枕草子』完成記念コンサート開催決定!
上田知華+一倉宏による新訳で誕生した歌曲『枕草子』初演!
清少納言のモダンな感性を語り、感じるコンサート

日時:2014年5月26日(月)
会場:サントリーホール/ブルーローズ
   http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/

出演:メゾソプラノ 波多野睦美
   ソプラノ 鈴木美紀子
   ピアノ 兼松衆
   チェロ 武澤秀平
   語り 清水理沙
   お話 一倉宏、アーサー・ビナード

チケット料金:
6,000円(全席指定・税込) ※CD付チケット8,500円

お問合せ:ムジカキアラ 03-5739-1739 info@musicachiara.com
     http://www.musicachiara.com/

主催:ムジカキアラ
企画制作:C U E Entertainment
協力:一倉広告制作所

協賛:積水ハウス

*チケットはイープラスでも販売しております。
 イープラスの販売期間は22日(木)18時までです。
 http://eplus.jp/sys/T1U14P002118736P0050001

*曲集の抜粋を10分ほど、こちらからお楽しみいただけます。
 https://www.youtube.com/watch?v=WHnIVwVYDgk

<歌曲集「枕草子」・ライナーノーツ>

 上田知華さんから、ポップスとクラシックの垣根を越えて日本語
の「歌」をつくりたいというお誘いを受けたとき、その可能性はど
こにあるのかと考えあぐねました。現在、最も親しまれている「歌」
=ポップスは、ほとんどがラブソングです。ラブソングには、老若
男女を問わない普遍的な共感と昂揚があります。それはそれで故の
あることであり、ポップスとは文字通り大衆性に深く根ざしたもの
だけに、その種の共感と昂揚に匹敵するのは至難の技に思えました。
けれど、ラブソングだけが「歌」なのだろうか。私たちにとって普
遍的な、生の感動はほかに、どこにあるのか。それを考えたはじめ
たとき、思い浮かんだのが清少納言の『枕草子』でした。
 たとえば、季節の移ろい、男女の仲に留まらぬ様々な人間関係、
衣食住の暮らしのディテール。美しいもの、愛しいもの、憧れるも
の、嫌いなもの、忘れがたいもの。それは、詩でも物語でもないけ
れど、きらめく生の讃歌でした。目の前にあるほどに印象的に、触
れられそうなほど具象的に、一人の女性によって千年の時を越えて
書き残されたそのことばの輝きは、奇跡と呼ぶしかありません。
 彼女はオシャレでした。コーディネイトが大切と喝破しました。
ファッションにもステーショナリーにもこだわりました。センスに
は自信がありました。そしてモダンでした。新しいもの、渡来のも
のに魅かれました。粗野や粗暴が大嫌いでした。いまのダサいに通
じます。自然と風土について綴り、草花や鳥や虫や、そのマイ・フ
ェバリットをリストに、ひとつひとつの名を書き留めました。吹き
過ぎる嵐の痕跡や真冬の寒さまでも賛美しました。いまのことばで
言えばエコロジーやスローライフ、生物の多様性。それがどんなに
豊かであるか。幼きもの、汚れなきもの、繊細なものたちを愛しま
した。この世界の、生命の、細部に宿る神を知っていました。
 清少納言の精神は現代にも生きています。快活にして美的、そし
て女性的なるものとして。これは単なるレトリックではありません。
世界的に「COOL」と評価される文化と風俗の先端にも、たとえば
宮崎駿作品のヒロイン像にも、清少納言的感受性、想像力、小さき
ものたちへの愛情が脈打っていると思われてなりません。
 この歌曲集では『枕草子』の任意の段をもとに、現代日本語とし
て通じる「翻訳」を試みたつもりです。段によってはほぼ原文のま
まを移植していますが、多くはエッセンスを拾うようにして「詞」
編んでいます。なるべく作詞者の創作を加えることなく、原作者
である清少納言が「もしも、その思いを現代の歌に編むとしたら」
という想像のもとに書き写しました。描写のディテールや息づかい
を大切に扱うよう努めました。もとより、それも虚構であり恣意の
作業であるに違いありません。叶うなら、清少納言そのひとがタイ
ムマシンに乗って訪ねてきてくれて、どのような表情でこれを聴い
てくれるかを知りたいと思うばかりです。

                       一倉 宏

Tagged: , ,   |  3 Comments ページトップへ

このところ不具合が多く

このところ不具合が多く、ご迷惑をかけております。
昨日から今日の午後までサイトそのものがアクセス困難でした。
やっと見ることだけができるようになったのですが
いまも写真つきで記事を書こうとしてら
写真が載りません。
さらに「公開」「非公開」の選択や
「公開日時」の設定もできません。

現在できるのは「文字だけの記事を即アップする」ことだけです。
まったく困ったもんです。
このサイトのお世話をしてくれている斉藤くんが
バージョンアップしようと頑張ってくれているので
ときどきこういうことがあってもご容赦くださいね。

原因はというとサーバのダウンで
なぜダウンするかというと、アクセス集中というのですが
通常でそんなことはあり得ないのです。
そういえばもうひとつのライブ専用のサイトに
やたら迷惑コメントが来るのですが、関係あるのかな。
サーバは共用なので関係あるかもしれないですね。

本当にすみません。
これに懲りずにまたおいでくださいませ(なかやま)

Tagged:   |  コメントを書く ページトップへ

We would like you to know the reality of abandoned animals in Fukushima.

This is a brief chronology outlining what has happened to animals abandoned in the area up to 20km from the Fukushima nuclear plants. I hope this will give people both overseas and in Japan another perspective of the realities we have all had to face since the March 11 disaster.
(Sachiko Nakayama, January 28, 2014)

MARCH 11, 2011
The Japanese government gives an evacuation order to residents of the area within 10km of Fukushima No. 1 Nuclear Plant.

MARCH 12, 2011
The government designates the area within 20km of Fukushima No. 1 Nuclear Plant and 10km of the No. 2 Plant for the compulsory evacuation of residents. They are not allowed to be accompanied by companion animals. As a result, 30,000 registered companion animals, including 5,800 dogs and numerous cats, are left in the area. It is estimated that several times more unregistered companion animals may also have been abandoned. In addition, 3,500 cattle, 30,000 pigs and 630,000 fowl are left in the area. Vets and volunteers rush to the area but are stopped at checkpoints and cannot enter. Some volunteers sneak through the northern part of the area and rescue a very small number of dogs and cats.

APRIL 22, 2011
The government designates the area within 20km of the plants as off-limit. Residents who do not obey the order are forced to evacuate. From this day, volunteers are arrested for entering the area to rescue abandoned animals.

MAY 12, 2011
Prime Minister Naoto Kan, gives an order for the mercy killing of livestock left in the area. Most have already died by this time because nobody has given them food and water. According to a survey in May, the number of cattle has dropped from 3,500 before March 11 to 1,300, and that of pigs from 30,000 to 200. People upload pictures online that show cats abandoned in houses ate each other before they all eventually died. Both dogs and cats have starved to death. Some dogs and cats escape from the warning area; volunteers are not allowed to enter the area but give them food and water outside so they can survive. Other teams break the barricades and enter the warning area to rescue abandoned animals.

AUTUMN 2011
According to an estimate by a voluntary group, 100 dogs and 5,000 cats are still alive within the zone.

WINTER 2011
Cats freeze to death in the seasonal cold. Older cats are particularly affected.

APRIL 2012
The warning area is divided into two blocks:
Block A: The government starts preparations for the return of residents at some point.
Block B: The government anticipates that residents will never be able to return to their homes.
The off-limits order is suspended for some areas, but entry continues to be limited.

APRIL 5, 2012
After the government lifts the off-limits order in some areas, people are allowed to return to their homes and to take care of livestock, although they cannot sell them on the market or move them out of the area. The government continues to demand mercy killings for livestock.

SUMMER 2012
In most cases, the cats sheltered by voluntary groups appear to no more than 5 years old. It is assumed that older cats have already died.

JANUARY 2013
Volunteers who have been rescuing companion animals within the warning area are arrested and prosecuted for illegal acts such as breaking barricades and entering the area.

MAY 28, 2013
The off-limits order is ended. The area is now divided into three blocks:
Block A: The government starts preparations for the return of residents at some point.
Block B: The government limits residents’ visits to their homes in terms of when and how long they can stay.
Block C: The government anticipates that residents will never be able to return to their homes.

(Additional information on the blocks)
Block A: The government is making efforts so that residents can return to their homes as soon as possible. They can enter the area but need official permission to stay at home overnight. Anyone can drive through the main roads in this block. The government is encouraging both public and commercial sectors to start the construction of infrastructure for the daily lives of residents, such as public facilities, pharmaceutical shops, supermarkets and gas stations.

Block B: The government requires residents to remain evacuated from the area. In the daytime, they can enter the area to visit their homes. To stay overnight, they need official permission beforehand. Anyone can drive through the main roads and enter the area for public purposes such as voluntary activities.

Block C: The government predicts that the amount of accumulated radiation within this block will not fall below 20 sievert per year. Nobody is allowed to enter the area. Even residents need permission to return home for limited periods.

Many abandoned dogs and cats still live in the area within 20km of Fukushima nuclear plants. These include kittens born since March 11, 2011. They totally depend on food and water brought in regularly by volunteers. Since the government ended the off-limits order in the designated warning area, some voluntary groups are actively helping abandoned animals to survive. Even so, the financial and human resources available are very limited compared with the number of animals and the size of the area.

————-

世界の皆さまへ(吉田美恵子さんのスピーチ日本語訳)

こんにちは。
私の名前は吉田美恵子です。
私は福島県南相馬市小高区民です。私の家は福島原発から15kmに位置しています。

原発から半径20km圏内で起こったことについてお話したいと思います。
現在、原発から半径20km圏内の地域は、立ち入りを厳しく禁止されています。
とっても恐ろしく、ひどいことがそこで起こっていました。

3月11日、大きな地震と津波が日本の東北の穏やかな沿岸地域で発生しました。
多くの人々が犠牲になりました。
この2つの大きい天災の後、原発による3つ目の災害が福島で起こりました。

3月12日、原発から20km圏内に住む居住者対し避難命令が出されました。
住民は避難しろ、と言われ避難せざるを得ませんでした。
私も避難しなければなりませんでした。
しかしその時、私は一人暮らしで家で9匹の猫を飼っていました。
私は彼らを放っておくことができず避難することができませんでした。
市役所からはペットと動物に関してのお知らせも案内もありませんでした。
結局、3月19日に猫を残して私は避難しました。

4月22日、より厳しい発令が出されました。
人々が原発20km圏内に入るのを禁じました。
避難所には、ペット・家畜を連れ出すことができなかった多くの飼い主がいます。
多くのペットと動物が、今も水と食物無しでほぼ40日残されています。
これらのペットの飼い主たちは皆、非常に心配しており、
多くは心労のため心を病んでいます。

4月22日から、多くのペットの飼い主と私は、
市職員が残された動物を救出できないか、
また動物たちが生き残れるように少なくともフードと水を置いて来てもらえないか、市役所に毎日問い合わせに行きました。
悲しいことに、市役所の答えはいつも、日本政府が彼らが動物を救い出すこと、
世話をすることを許さないということです。
日本政府の意向は、置き去りになっている動物とペットを救出せず
そのまま放置して動物達が飢え死にするのを待つことです。

今日は5月25日です。4月22日の立入規制日から36日が過ぎました。
20km圏内で動けない動物は現在死ぬほど飢えています。
彼らは来ない救出を待っています。
私の家は原発から15kmではありますが区域の放射線濃度は全く低いです。
放射線濃度は区域毎に大いに異なります。

世界のすべての人々にお願いです。
これらの不運なペットと動物を救い出すよう、
少なくとも、動物たちが生き残ることができるように
定期的に水と食物を提供するよう日本政府に訴えてください。
もう一度言います、我々は政府に動物救出と給餌・給水を求めています。
置き去りになったペットと動物を救い出すのを、どうか手伝ってください。
動物達を助けるためにもっと動くように日本政府に訴えてください。

ご清聴ありがとうございました。福島の沿岸部に済む吉田美恵子でした。
1、2ヵ月に一度、私たちの状況を皆さまに報告したいです。
ありがとう。さよなら。

To the people of the world
(Transcript of the Speech by Mieko Yoshida, May 2011)

Hello, my name is Mieko Yoshida. I am a resident of Odaka-ward, Minami-Soma city, Fukushima prefecture. My home is located 15km from the Fukushima nuclear power plants. I would like to talk to you about what has happened within a radius of 20km from Tokyo Electric Power Co’s nuclear power plants.

Currently, the area within a radius of 20km from the power plants is strictly prohibited to enter. Terrible, awful, horrible things have been happening there.

On March 11th, the great earthquake and tidal waves (tsunami) occurred in the north-east pacific coastal area of Japan. A lot of people became victims. Following these two big natural disasters, a third disaster involving TEPCOs nuclear power plants took place in Fukushima.

On March 12th, an evacuation order was made to the residents of within 20km from the nuclear power plants, telling the people that they had to move. I also had to evacuate.

However, at the time I lived by myself and took care of 9 cats in my home. I could not evacuate and leave them alone. There was no direction or notice relating to pets and animals from the city office. On March 19th, I eventually evacuated, leaving my cats behind.

From April 22nd, a stricter order was made, prohibiting people from entering the 20km area.

In the evacuation centers, there are a lot of pet and farm animal owners who could not take their animals out. A lot of pets and animals have been left without water and food for almost 40 days now. These pet owners are all very concerned, and many have become sick with worry.

Since April 22nd, many pet owners and I have been to the city office everyday asking for the workers to rescue the left animals, or at least provide them with food and water so that they can survive. Sadly, their answer is always that the Japanese government does not allow them to rescue or care for the animals. The Japanese government’s intention is not to rescue the left animals and pets, but to leave them as they are and wait for them to starve to death.

Today is May 25th, 36 days have passed since the restriction day of April 22nd. The animals stranded within the 20km area are now starving to death. They are waiting for a rescue that is not coming.

Even though my home is 15km from the power plants, our city’s radiation level is quite low. The radiation level differs greatly from area to area.

To all the people of the world, we ? pet and animal owners from within the 20km area ? would like to ask you to tell the Japanese government to rescue these unfortunate, left pets and animals. Otherwise, at least provide them with water and food regularly so that they can survive. Again, we want the government to rescue the animals, and give them food and water.

Could you please help us to rescue these abandoned pets and animals. Can you please tell the Japanese government to do more to help them.

Thank you very much for your cooperation in advance, from Mieko Yoshida: Fukushima coast resident. I would like to report our situation to you every month or two months.

Thank you. Good bye.

警戒区域の推移 日本語訳

2011年3月11日:第一原発10km圏に避難指示
2011年3月12日:第一原発20km圏と第二原発10km圏が避難指示地域になり
        5,800頭(登録されている数)の犬、およそ1万と思われる猫、
        牛3500頭、豚3万頭、鶏63万羽が取り残される。
        救援に向かった獣医師や愛護組織は検問で立ち入りを拒否され
        北部から潜入した民間ボランティアがわずかな犬猫を救出。

2011年4月22日午前0時:原発半径20km圏を警戒区域として立ち入り禁止に指定。
            残っていた住民は強制的に退去させられる。
            これ以降、動物救出のために警戒区域に潜入した
            ボランティアは発見されると逮捕という事態になる。

2011年5月12日:内閣総理大臣より、警戒区域に取り残された家畜の安楽死処分命令。
        5月の調査では、残っている牛が1300頭、豚が200頭と、
        相当数が減少したという。

2012年4月5日:一部の警戒区域が解除されたことによって、
        立ち入りが可能になった地域の家畜は
        出荷制限、移動制限などの条件下で通い飼育が可能になる。
        しかし、原則は安楽死であることは変わらない。

2012年4月から2013年8月にかけて、警戒区域が再編され
「避難解除準備区域」と「帰宅困難地域」に分割。
同時に立ち入り禁止も解除されたが、自由に往来できるわけではない。

2013年1月:バリケードを突破して警戒区域に侵入し、
      置き去りにされたペットを救出中のボランティアが逮捕、起訴される。

2013年5月28日:立ち入り禁止の警戒区域がいったん解除。
        「避難指示解除準備区域」と「居住制限区域」「帰宅困難区域」
        再編される。

2013年8月8日:再編が遅れていた「計画的避難地域」である伊達郡川俣町が
       「居住制限区域」と「避難指示解除準備区域」に分けられたことで
        原発避難地域の再編はすべて終了する。

避難指示解除準備区域=住民の早期帰還をめざす区域。立ち入りOK(宿泊は制限)
           主要道路の通過OK。
           住民の生活環境を整備する事業活動OK(公共事業及び、薬局、           スーパー、ガソリンスタンドなど)

居住制限区域=引き続き避難の継続を求める地域。
       住民の日中の立ち入りはOK(宿泊は制限)、主要道路の通過OK、
       公共目的の立ち入りOK。

帰宅困難地域=5年を経過してもなお年間積算放射線量が
20シーベルトを下まわらないと判断されている地域。立ち入り禁止。
住民の一時帰宅も制限つき。ここにも多くの動物が取り残されている。

* 下の動画は、取り残された動物を見殺しにして
  世界から尊敬される国をめざせるわけがないと訴える
  吉田美恵子さん(2011年5月3日】

Tagged: , , ,   |  コメントを書く ページトップへ