大友美有紀 16年7月3日放送
NASA HQ PHOTO
「宇宙飛行士という仕事」鳩ぽっぽ・若田光一
国際宇宙ステーションで日本人初のコマンダー、
船長を務めた若田光一。
宇宙飛行士として、順風満帆のように見えるが、
多くの失敗も重ねている。
NASAで宇宙飛行士として訓練を始めた頃、
シミュレーション訓練で
スペースシャトルを墜落させてしまったこともある。
分厚いマニュアルを読み込んで予習して、
システムをしっかり理解して、
できることはすべてやって訓練に臨むわけですが、
英語が聞き取れないために成果が出せない。
そんなある日、車でひとり帰宅中、
ふと「鳩ぽっぽ」を歌っていました。
英語がわからなくて、苦しみながら頑張ったNASAでの最初の年。
でも、その1年は自分が一番向上した時でもあったという。
失敗を恐れないで前進していく勇気と、
失敗してもそれを教訓として次のステップに
確実に生かしていく姿勢が必要。
経験に裏付けられた若田の言葉は、まっすぐ届いてくる。