伊藤健一郎 16年7月23日放送
NOAA Photo Library
生涯、冒険家。(大場満郎)
「いつ死んでも不思議じゃなかった」
北極海単独徒歩横断。
大場満郎は、見果てぬ夢を追いかけた。
凍傷になり足の指をすべて失った。
凍った体で遺言を書いた。
3度の失敗を重ね、大場は学んだという。
畏れ、謙虚、感謝こそ、前人未到の旅を成し遂げるカギであると。
4度目の挑戦で北極海を制覇し、
その2年後には、南極大陸の単独徒歩横断を成功させた大場。
彼は言う。
「冒険家が大胆なだけだったら、それは死に直結してしまいます」