大友美有紀 18年1月7日放送
kimuchi583
「電車をデザインする仕事」水戸岡鋭治/或る列車
明治39年、当時の「九州鉄道」がアメリカのブリル社に発注した
豪華客車。しかし九州鉄道が国有化されたために幻となった、
通称「或る列車」。それがデザイナー水戸岡鋭治の手で蘇った。
金と黒と唐草模様をあしらった、ロマンを感じるデザインだ。
原型は世界的な鉄道模型の神様と言われた原信太郎が作成した模型。
一両目は明るく、僕の苦手なスタイルで、ロマンチックにした。
二両目はちょっと大人の雰囲気で、
和のテイストもふんだんに使っている。
或る列車は、スイーツトレイン、スイーツのコースを楽しめる列車だ。
だから水戸岡はちょっと恥ずかしいけれど、
ハートマークのモチーフもデザインした。
世界に一つしかない車両を作るということにこだわった。