Tom Simpson
犬 犬という生きかた
2018年が始まりました。
戌年の今年、世界一有名なビーグル犬、スヌーピーの言葉をひとつ。
ぼくは犬以外のものになりたい、なんて思ったことないな。
犬であることを誇りに思い、
犬であることを楽しむ。
それがスヌーピーの生きかた。
私たち人間は犬にはなれないけれど、
スヌーピーのように自分を思いきり楽しめる年になりますように。
Tom Simpson
犬 犬という生きかた
2018年が始まりました。
戌年の今年、世界一有名なビーグル犬、スヌーピーの言葉をひとつ。
ぼくは犬以外のものになりたい、なんて思ったことないな。
犬であることを誇りに思い、
犬であることを楽しむ。
それがスヌーピーの生きかた。
私たち人間は犬にはなれないけれど、
スヌーピーのように自分を思いきり楽しめる年になりますように。
犬 ノアの方舟の犬たち
犬の鼻が濡れている理由には諸説あるが、
一説では、聖書の時代に由縁があるという。
かの有名な「ノアの方舟」。
あらゆる動物が乗り込んだその舟には、もちろん犬も二匹いた。
船内を見回っていたその二匹の犬は、
方舟に小さな穴が空いているのを発見する。
そこから流れ込んでくる水を止めるため、
一匹は自分の鼻の頭を穴に突っ込み、もう一匹は助けを呼びに走ったという。
犬たちが身を呈したおかげで、
ノアの方舟は水没することなく航海を続けることができた。
この出来事がなければ、
犬の鼻は濡れていなかったし、
人類の歴史は変わっていた、かもしれない。
犬 ジョージ・ワシントンの犬たち
アメリカの初代大統領、ジョージ・ワシントンは大の犬好きだった。
その愛は、雌犬たちにつけていた名前からも見てとれる。
「女神」を意味するヴィーナス。
「可愛らしいくちびる」を意味するスイートリップス。
「真実の愛」を意味するトゥルーラブ。
それに引きかえ、雄犬たちの名前は。
「のんだくれ」を意味するティップラー。
「利き酒屋」を意味するテイスター。
「大酒飲み」を意味するドランカード。
犬を愛する初代大統領は、無類の酒好きでもあったらしい。
Bouldernavigator
犬 わさお:初めての演技
タレント、俳優、お笑い芸人。
彼らに引けを取らないほどの人気者がいる。
しろくて長いふさふさの毛をもつ、秋田犬のわさおだ。
観光客のブログがきっかけでファンが増え、
なんと映画化が決まったほどの人気ぶりだ。
とはいえ、タレント犬でも訓練犬でもないわさお。
もちろん演技は初めてだ。
そこで、錦織良成監督はこんなスローガンを決めていたという。
「わさおのNGカットはなし!」
わさおを信じ、どんなに長い時間でも待って、待って、待ち続ける。
そうして完成した映画「わさお」。
スクリーンの中のわさおの自然な笑顔が
多くの人の心を奪ったことは、言うまでもない。
merec0
犬 わさお:キャストとして
実在する秋田犬が主役を演じた映画、「わさお」。
監督・錦織良成は映画を撮る時にこんなことを意識したという。
わさおは僕たちの言葉も気持ちも汲み取るから、
本当に優しい気持ちで撮らなければならない。(中略)
そして、ペットとして動くぬいぐるみのようにかわいがるのではなく、
わさおも犬としてそこに存在していることを尊重したうえで対峙するんです。
犬だからといって、動物として接するのではなく、
キャストのひとりとしてまっすぐに向き合う。
わさおの人間味あふれる笑顔は、
そうした制作スタッフの心がけによって
生まれたものなのかもしれない。
merec0
犬 わさお:本当の名前
白くてふさふさな毛が印象的な秋田犬が主人公の映画「わさお」。
監督の錦織良成は、初めてわさおに会ったとき、
“孤高の犬”だと感じたという。
簡単にしっぽは振らないし、
人間に媚びないというのがかっこよかったですね。
実は、わさおの本当の名前は「レオ」。
飼い主の菊谷節子さんがもともとつけていた名前だ。
手塚治虫の漫画「ジャングル大帝」からつけたのだという。
たしかに、大きなわさおはまるで白いライオンのよう。
愛らしい笑顔とは裏腹に、
簡単にはなびかない誇り高い犬なのだ。
犬 犬に聞かせる話
チェコスロバキアの国民的作家、カレル・チャペックが
愛犬の子犬について綴ったエッセイ集『ダーシェンカ』。
その中に「ダーシェンカに聞かせるお話」と題された一編がある。
これはチャペックが創作した子犬のための寓話集。
チャペックは「人間」についてこう書く。
動物たちの中には、人間たちは悪党だ、と言い張るものがいるし、
そう言っている人間もたくさんいる。
だからといって、それを信じてはいけないよ。
ダーシャ、人間とおまえを結んでいるものは、
血よりもずっと不思議でやさしい何かなんだよ。
その何かっていうのは、信頼と愛なんだ。
犬 犬の写真を撮るには
チェコスロバキアの国民的作家、カレルチャペックが
愛犬の子犬について綴ったエッセイ集『ダーシェンカ』。
「いかにして子犬の写真を撮るか」と題された一編の中で
チャペックはこう書く。
子犬の写真を撮るときには、石炭箱の中で、
握りこぶし大のダイヤモンドを見つけるほどの幸運に恵まれなければならない。(中略)
子犬にカメラを向けてみよう。
それから自分の幸運を試してみるといいだろう。
それはシマウマやベンガルトラを狩るより、ずっとスリルにあふれる体験だ。
これ以上はもう何も言わずにおこう。
まずは自分で確かめてごらんなさい。
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