2019 年 4 月 のアーカイブ

佐藤延夫 19年4月6日放送



宇宙の地図 アンドレアス・セラリウス

1660年。
地図製作者のアンドレアス・セラリウスは、
コペルニクスの説をもとに宇宙の地図を描いた。
それより50年前、望遠鏡が発明され、
月の表面がでこぼこしていることや
惑星がちゃんと丸いこと、
なによりも、宇宙には無数の星が存在することがわかった。
セラリウスの地図は、
擬人化された太陽が
中央から放射線状に光を放ち、
オーブをまとった星たちは、
そのまわりをぐるぐると回っている。

なお、宇宙を取り囲むように
12星座が描かれている。

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佐藤延夫 19年4月6日放送


Evgeni Zotov
宇宙の地図 敦煌

星の場所を表す星図で最も古いものは、
中国北西部、敦煌の代表的な石窟(せっくつ)、莫高窟(ばっこうくつ)で発見された。
唐の時代の巻物で、
7世紀から10世紀あたりまで遡る。
この天文図では、
1339個の星が名前付きで記されている。
それは、中国から見える北半球の星のすべてだった。

宇宙を示すこの地図は、
シルクロードを渡ったのだろうか。

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