中村直史 15年11月28日放送
編み物のはなし フランソワ・クープラン
バロック音楽の作曲家
フランソワ・クープラン。
優美で洗練された、
いかにもフランスらしい小作品を残した。
代表作「クラブサン曲集」は、
230にも及ぶ組曲で構成される。
その曲名の一つ一つが、
18世紀フランスの息吹を生き生きと伝えている。
「森の妖精」
「猫なで声」
「心地よい恋やつれ」
「恋の夜鳴うぐいす」
「小さな風車」
そして「編み物をする女たち」
編み物は、ずっとヨーロッパ人の
心の風景だったのかもしれない。