佐藤日登美 16年7月24日放送
koharuteisyoku
文(ふみ) 15歳の自分からの手紙
アンジェラ・アキの「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」。
この歌は、アンジェラ・アキ自身が学生のとき、
大人になった自分に宛てた手紙から生まれている。
彼女は30歳のときに、その手紙と再会する。
そこには、親にも友だちにも言えない悩みが、
便箋6枚にもおよんで書きつづられていた。
15歳だからこそ持つ苦く、くるしい気持ち。
二番の歌詞は、そんな自分に対しての返事になっている。
今負けないで泣かないで消えてしまいそうな時は
自分の声を信じ歩けばいいの
彼女のことばは、15歳だった自分にだけでなく、
15歳を生きるすべての人たちに向けられている。
今月は文月。
一通の手紙は、過去にも未来にも届けることができる。