イパネマの男② 「イパネマの娘」
1962年のある日、ブラジルの作曲家
アントニオ・カルロス・ジョビンは、
作詞家ヴィニシウス・ヂ・モライスと
イパネマの海岸通りにあるバーに座っていた。
ぼんやり窓の外を眺めていると、
散歩をする一人の少女が見えた。
そのあまりの美しさに、
二人は即興で曲を書き始めた。
彼女が歩いているだけで
この世は愛を知り
すべてが美しく光り輝く
ボサノヴァの名曲「イパネマの娘」の
モデルになった少女の名前は、
エロイーザ・ピニェイロ。
近所でも有名な美少女だったそうだ。