idovermani
あの人の歌詞 曽我部恵一
NEW YORKと書かれたTシャツは着ても、
東京と書かれたTシャツを着る日本人は少ない。
もっと自分の国の言葉で自分のことを歌いたい。
曽我部恵一が歌詞を書くとき最も大切にするもの。
それはリアリティ。
何も起こらない日々のふとした感情を、
目の前の誰かに語りかけるように歌いたい。
まるで喫茶店における一対一の会話のように。
四六時中、歌と言葉のことを考え続け、彼は悟る。
理想は小学生の作文だ
ついうまいことを言いたくなる心を抑えて、
そのままの真実をそのままガーンと歌えばいい。
絵空事って全然気持ちよく歌えない
テクニックをあえて排除するという、
優れたテクニックがそこにはある。