Il Fatto Quotidiano
ロックの日⑤「タウンゼント」
ギターをステージに叩きつけて破壊する。
ロックコンサートでよく見る
あのパフォーマンスはこの男の発明だ。
The Whoのピート・タウンゼント。
彼が最初にギターを壊したきっかけ。
それは思い通りの音が出せずにムカついて、
ステージの床に叩きつけたこと。
彼にとって破壊は、
音楽と自分の間にある溝を埋める行為
だった。
しかし彼が壊すのはギターだけではなかった。
ドラム、アンプ、衣装、その他ステージ上のありとあらゆる物、
さらにホテルの部屋にまで及んだ。そのためツアーを終えると、
収支がマイナスになることも珍しくなかった。
彼曰く、
何で酔っぱらうとホテルの部屋をぶっ壊しちまうのか
自分でもわからないけど、正直言って、
悪いことをしたとはこれっぽっちも思わない。
さすが「ギター破壊数」のギネス記録を持つ男は言うことが違う。
今日は6月9日、ロックの日。