007シリーズ50周年⑤ ティモシー・ダルトン
最高の007は、最低の007でもあった。
4代目ジェームズ・ボンド、ティモシー・ダルトン。
彼はシェイクスピア俳優らしいシリアスさでこの役を演じた。
故ダイアナ妃に
最もリアルなジェームズ・ボンド
と評された第15作「リビング・デイライツ」は
それまでで最高のヒット作となった。
ところが次作「消されたライセンス」では
暴力路線に走りすぎ、最低売上を記録。
ダルトンはたった二作で降板してしまう。
さすがのジェームズ・ボンドも、
売上には勝てなかったらしい。