福里真一くんと大川泰樹くん(収録記2011.11.23の6)

福里真一くんにはライブも含めていままで6本の原稿を書いてもらった。
最初のは「駅前のラーメン屋の息子」というもので
これは駅前のラーメン屋の息子が漁師になったりホストになったり
坊さんになったりのややこしい人生をおくる話で、
これを読んでもらうために私は沼津で鍼灸師になっていた和久田理人くんを
わざわざ呼び寄せた。

これが福里くんの変な原稿と私の最初の出会いだった。

そうこうしているうちに「五月の空」という原稿が登場した。
これには「五月らしいさわやかさを心がけてみました」という
福里くんのメッセージが添えられていたが
内容は発狂マンという渾名のついたキレやすい男の話だった。
ちっとも爽やかではなかった。私は笑い転げた。
が、この原稿は熱狂して読むとたいへんまずいことになる。
内容の面白怖さに気づかないフリをして読んでもらいたい。
そこでキャスティングしたのが大川泰樹くんだった。

大川くんのナレーションは基本繊細でキレイだ。
アルファ波のでる「1/f ゆらぎ」の存在する声だ。
しかし、やろうとするととぼけた味も出せる。
いかにもとぼけています、というとぼけかたではないのがいい。
あくまでも「1/f ゆらぎ」のおとぼけなのがいい。

今回の福里真一くんの原稿のタイトルは「人類、やる気をなくす」
私はそれを読んでまたしても笑い転げ、
笑いがおさまった後に大川くんに電話をして
「これ読んで」と言ったのだった(なかやま)

人類、やる気をなくすhttp://www.01-radio.com/tcs/archives/20473
2012年1月5日以降、上記のリンクで表示されます


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