五島のはなし⑦
「読んでだら、すごく行きたくなったよ」という多数の声にお応えして
(ほんとはそんな声ないですうそついてすみません)、
今日は「五島(福江島)への行き方」をご紹介します。
ラクなのは飛行機。羽田→福岡経由→五島福江空港
もしくは羽田→長崎経由→五島福江空港で、
乗継がよければ羽田からたった2時間半。ぎりぎり通勤圏です。
五島福江空港は、前回お伝えした鬼岳のすぐ脇です。
長崎港からの高速船もあります。ジェットフォイルといいます。これが約80分。
ゆっくり行くならフェリーで、こちらは長崎港から4時間くらい。
いちばんのオススメは、福岡の博多港から出ている深夜フェリー「太古」。
夜中の12時に博多を出て、五島の島々に立ち寄り、
終点の福江港に着くのは朝の9時。
長旅ですが、ベッドもありますし、
なんといっても飛行機の3分の1・・・くらいだったかな?の料金。
夜明けごろに甲板に出ると、
うっすらと島々が見えて「帰ってきたー」って感じで、
帰ってきたーと思うのは出身者だけだろって感じですが、
そうじゃない人にも、超思い切って書きますが「心の故郷に帰ってきたー」って感じで、
とにかく見ごたえがあります。
[太古」という名のフェリーの名前が
怪しいタイムマシンみたいでドキドキしますね。
そうなんです。
五島は特に「昔」を感じさせる島ではないし、
なんでこんな名前にしたのだろうと
思います。よっぽど古い船体なのかな?
船体が古いのは危ないですよ〜。
でも、黒潮に乗ってやってきた南方系の民族が
かなり最初に上陸した土地ではないですかね、五島は。
昔というか、すでに考古学のレベルでちょっと昔過ぎますが。
でも、そういう理由ならば
「太古」という名前はぴったりですね。
でも野母商船(会社)がそこまで考えたのかどうか・・・
はじめまして。
厚焼玉子さんに、コメントを書き込める
ということを教えてもらい、はじめて書き込みます。
野母商船の前社長の孫がうちの会社にいます。
名前を「太一」といいます。その名は前社長である
おじいちゃんがつけたそうです。
当人は「太古」は「太一」からとったのだと主張していました。
なんだか順番が逆な気もしますが、
「太一」のほうが先に生まれたそうです。
「たいち」と「たいこ」
船と台風は女性の名前がつくので
太一の姉妹ということにしているんでしょ〜か??
すごい。そんな命名理由だったなんて。
孫の名前を漁船につけるのは
聞いたことがあるけれど、
あんなおっきな船に。すごいですねー。
>Naganoさま、コメントありがとうございます!
その話を、4年近くたったいま、生で、しかも後ろの席から
聞けることになろうとは。感慨深いです。
より感慨深く太古に乗れます。これから。