五島のはなし⑲
いま、田舎から両親が来ています。
昨日は落語に連れて行きました。
うちはすごくマジメな家で、そんな中、
将来の名人といわれる柳家三三(やなぎや・さんざ)の落語会は
超ナイスセレクトで、健全な笑いと喜びを届けられると思っていたら、
やったネタが吉原(つまり女郎買い)のはなし。
ふだん落語を聴いている人なら遊郭の話なんて当たり前なんですけど、
いやー、なんか、ドキドキしてチラチラ親の横顔を見てしまいました。
でも二人とも爆笑しててひと安心。
うちの母は強烈で、座右の銘は「負くんもんか(負けるもんか)」。
あと「私は悟っている」もよく言う。
悟りを開いた人が勝ち負けを気にするのだろうか・・・
僕が中学1年の時、母と一緒に、名古屋の大学に進学したばかりの
兄のところへ行きました。はじめて一緒に地下鉄に乗った瞬間、
母は持っていた2つのバッグを空いた座席に放り投げ
僕と兄に向って「あんたたち、そこに座らんね!」と叫びました。
「恥ずかしいからやめてくれ」と頼む兄に放った一言が、
「都会ではこがんせんば生きてゆけんと!」。
昨日もバスの中で、(今回の横浜への旅の心構えとして)五島の叔母から
「都会ではあんまり大声で話したらいかん、って忠告されてきたとよ~」と
けっこう大声で話してました。
こうして、時間をおいてみると笑えるのですが・・・
がんばれ、五島(の母)!
…ということは、
五島の人々はみんな声が大きいということでしょうか。
いえ、そんなことないです。
一部の人だけでしょう。
もしや、直史くんも
五島に帰ったら声が大きくなる?
声は大きくなんないけど、
妙に明るくはなります。