この夏、実家から持ち帰ってきた
「五島の史話と民話」という小冊子の
第1ぺージ目に、五島の歴史年表が載っていました。
年表のいちばん最初に書かれていたのは、
695年(西暦) 深江、五社神社創立。
深江は僕の出身地である福江の昔の呼び名であり、
五社神社は僕が生まれたときからお参りしている神社です。
え!そんなに古い神社だったの?!と正直驚きました。
小さな神社です。
子どものころから、お祓いをしてもらうときにに鳴る太鼓が
なぜか可笑しくて、兄と二人わけもなく笑っていました。
不謹慎です。
そういうときは、神主さんが祈りを捧げる
祭壇(と言っていいんでしょうか)の向こうに広がる深い竹林を
見つめます。何かがいそうで怖いんです。
実際、たぶん、何かいるんでしょう。
1300年もの間、たくさんの人たちが、
いろんなことを祈ってきたと思うと気が遠くなります。