バリ島見聞録(6)
バリ島のお祭り
バリ島ではお祭りだそこかしこで行なわれています。
20日間の滞在で、道すがら出会ったお祭りは7つ以上ありました。
この祭りは24時ごろホテルに帰ろうとしたところ出会ったお祭りです。
ウブドの王宮近くのでかい道路に正装したバリ人たちがずらっと奥まで座っていました。
ガムランが奏でられ、神秘的な雰囲気を醸し出してました。
30分ぐらい何も起こらなかったのですが、トランス状態になった参加者がでて、
にわかに参加者の興奮が伝わってきました。
そして、傘をもった人達が移動すると音楽隊もついていき、
道を練り歩き出し、パレードを行なっていました。
その他に祭りの準備だったり、後片付けしているお寺がそこかしこにありました
なぜそんなにお祭りが多いかというと、
それだけお寺が多いからなのだそうです。
バリ島は、インドネシアひとつの州で、「バリ州」です。
そのバリ州の中に、県があり、市があり、村(デサ)があり、
そしてその中に「バンジャール」と呼ばれる
親族のような結束の強い共同体を形成しています。
「デサ」にはかならず
プラ・バレ・アグン(大会議堂寺院)
プラ・プセー(村の起源となった寺院)
プラ・ダルム(死と火葬の神々を祀る墓地を持った寺院)
と3つの重要なお寺があります。
そしてその他にも、各バンジャールがもつ稲作の神の寺や、
山の寺、海の寺、市場の寺、水浴の寺、湖・洞穴・泉の寺などなど、
数え切れない数のお寺があります。
全部合わせるとバリ島のお寺の数は数万になるとか。。
お祭りは「オダラン」と呼ばれ、それはお寺の創立記念日に行なわれます。
しかもバリ島のウク暦で一年に一回ということで、
西暦に直すと210日に一回行われることになります。
バリ島では毎日どこかで必ず神を祀るガムランのしらべが聞こえてきます。
神々が棲む島の所以です。
このようなことが出来るのも、
肥沃な土地でそう働かなくてもよかったからといえます。
四季が明確にないので、祭りをやることで、
生活のリズムを生んでいたといえるんじゃないでしょうか。
そして、結束力、機動力を高めることによって外敵から攻められたとき、
瞬時に動くことが出来たのかもしれません。
なんて。
やっぱし祭りをみても、
バリは濃密な感じ満載ですね。
ところで昨日「岡崎芸術座」を見に行ったとき
観劇部員の方たちがタクさんのこと噂してました。
「バリなんか行っちゃって~」って。
四季がないと暦を忘れそうですもんね〜。
それで祭を….
>中村さん
祭りは濃密でしたぁ。
岡崎芸術座を観るなんてなんて先鋭的な!
いかがでした? 賛否が分かれますが。
今回のは見てないのですが、私は好きです。
>厚焼玉子さん
そんな気もしました。
人々はそれでリズムを作っていると。
それと完全な邪推なのですが、
一日農作業を6時間ぐらいしかしないで済むので、人々が暇で色々と良からぬことも考えてしまうから、
為政者達が宗教と結託して暇を与えないよう、さまざまな催し物を用意したのではと。。。
ただ、平和的で気持ち良く生活している彼らを観ると宗教もいい面があるんだなーと実感しました。
>拓さん
岡崎~(の今回の公演)は僕は乗れなかったんです。
前回のはすごいよかったって弊社Aが言ってたんだけど。
でもこないだ見たハイバイの「て」は
僕にとっての芝居最高体験でしたです。
今日はシャンプーハットを見てきて、
これも良かったです。
またこんど会ったときに芝居のこと教えてください。
お〜、「て」よかったですか!
いい感じっす。
力ありますよね。岩井さんはそのうちぶいぶいと出てきます。(青年団系列恐るべし)
岡崎今回乗れなかったですか。分かる気がします。
乗れない感じも分かるんです。でも、観客に媚びない感じがものすごく好感持っちゃうんです。
岩松了の席は彼が奪うんじゃないかと。
…芝居の話をしたらとまりません。。
よろしかったらA氏交えて是非。
大分前ですが、家に来ていただいて観劇部と一緒に私のなっちゃって料理とともに韓国の某映画の鑑賞会をしました。
素敵な一夜でした。