ベベコンビッチ12月ライブ
ベベコンビッチは五島の言葉でうたうバンドである。
自己紹介の文面によると
「ポジティブバカなGOTO−POPをオラブ〜バンド!! 」
だそうだ。
「オラブー」という五島語は「わめく」の意味だ。
漢字で書くと「哭ぶ」である。慟哭の「哭」である。
早い話が騒ぎわめくのだろうと想像されるが
ただうるさくやかましいだけではない。
悲しみも漂うのである。
話は長くなるが、万葉集の1809に
菟原娘子(うなひをとめ)の伝説が記載されている。
ふたりの男に求婚された娘が
選ぶに選べず死んでしまうのだが、それを知った男は
「仰天 於良妣」(天を仰ぎおらび)
つまり天を仰いで泣き叫ぶのが「おらぶ」なのだ。
方言には古語が多い。そして古語は表現力が豊かだ。
「オラブーバンド」の「オラブー」も古語である。
万葉の時代には表現力豊かな標準の言葉であったものが
方言と呼ばれるのは、
古い言葉が地方にしか残っていないからだ。
方言に較べるといま標準語と称するものは
なんと表現力の貧困なことだろう。
さて、ここで言わんとするのはそういうことではない。
ベベンコビッチオーケストラ12月のライブのお知らせである。
12月27日 日取りだけ決まっている。時間場所未定。
12月30日 時間も場所も未定。
いかにも五島らしくおおらかである。
たぶん正月に帰省した中村直史が
レポートを書いてくれるだろう。
ベベコンビッチオーケストラブログ
http://blog.goo.ne.jp/bebencobicci