五島と聞いても、
たいていの人には聞いたことあるようなないような、
な島ですが、
ある特定の人々に限っていうと
すごく有名です。
それは釣り好きの人たち。
「趣味が釣り」という人に出会うと、
もうウキウキしちゃいます。
「へえ、釣りが好きなんですかあ」と言ってるときにはもう
「僕は五島列島出身なんですよー」
「えっ、あの五島!?」
「そうなんですよ~(でへへ)」
「うらやましい。さぞ釣れるでしょう」
「いやあ、まあ、はい、釣れますよ~」
という一連の会話を期待していて、
そして必ず、話をその流れに持っていきます。
「さぞ大物が釣れるでしょう」という質問に対しては、
釣り師の習性で、ついつい上方修正されたサイズを語ってしまいます。
「釣り人同士で話をするときは、両手をひもで縛っておけ」・・・ロシアのことわざ。
五島の釣魚でたぶんもっとも有名なのが「クロ」。
全国では「メジナ」と呼ばれる魚です。
黒いから「クロ」というんでしょう。
でも釣り上げたときは青みがかったキレイな色をしています。
(細かいことを言うと、クロには「クチブト」と「オナガ」の2種類があり、
「オナガ」のほうがより青みがかった色をしている)
冬の荒磯に立ってクロを釣るのは至福の時間です。
写真は今年の正月に五島の磯で釣ったクロ。
大きさは、そうですね4、50センチ、いや60か、
いやいや70か80センチくらいはあったかな。