五島のはなし(67)
僕はあらかぶが好きだ。
好きだ好きだ大好きだ。
・・・という私のあらかぶという魚への偏愛は
(あ、一人称をどうするか問題はめんどくさいのでもうやめたっ)
以前にも書きましたが、
この週末もあらかぶに会いたくて
千葉まで釣りに行きました。
・・・これが釣れないのなんの。
釣れない日は、神が人生について考える時間をくれたと思え。
- ヘミングウェイ
いやいやいや、
人生についてもう考えたくないから釣りに行ってるんです。
だから神様そういう時間じゃなくて魚をお与えになってください。
やっぱり今はあらかぶの季節じゃないのかなあ。
季節といえば、
五島ではそろそろ「クロ」の季節。
一般的には「メジナ」と呼ばれる魚です。
冬のクロは脂が乗っていてうまい。
皮と身の間にはうまみがつまっているから、
刺身も皮つきで食べます。
あと水炊きもうまい。
五島のクロの中でも、
とくにうまいとされるのが
高崎地区でとれたクロ。
最近はちょっとしたブランド品と聞きます。
高崎には伝統の追い込み漁というのがあって、
(実際に漁を見たことないのでここからは想像)
高台のやぐらの上から海の様子を見て
メジナの群れが湾に入ってくると
町中に「おーい、きたどー」的な声をかけ、
エンヤコーラと舟を漕ぎだし網で囲いこむ。たぶんそんな漁。
高崎の海とやぐらの様子は
下の写真の通りです。
いつものごとく、
キュート姉妹のお姉さんの方が撮影して
送ってきてくれました。感謝!
7号さま
写真には高崎と記されていますが、本文は黒崎になっとるぞ。
高崎+クロ=黒崎
もうあなたは、あらかぶ切れの重症です。
ほんとだ・・・
たしかに書いててちょっと違和感があったような・・・
もう頭がダメですね。
書き直しておきました。
まさか、釣りのためにわざわざヤグラを?
写真がなければとても信じられないとこだった。
キュート姉さま、ありがとう。
しかし、ヤグラ…..
あ、「釣り」ではなく、
漁師さんたちの「漁」のためのヤグラです。
けっこう(日本中)あちこちにある漁法
なんじゃないかなあ。
徳島の人と佐賀の人が結婚することになりました。
佐賀の人の家族は徳島に来て
「へーっ、徳島にも町があったんだ」とびっくり。
徳島の人の家族は佐賀へ行って
「まあっ、佐賀にも町が」とびっくりしたという笑話があります。
お互いに漁村しかないと思っていたらしい(笑)
あやうく五島のあちこちには釣り人のためのヤグラがあり
住民は一同ヤグラに登って釣りをするのかと
思い込むところでした。