世界のいろんな生き物を特集した
テレビ番組が好きです。
見たこともないような生き物の姿や
変わった生態を目の当たりにするたび
ほほーっと感心しますが、
ある場面に関してだけは感傷的な気分になってしまう。
それはオスの鳥がメスの気を引くために
歌を歌う(つまり、鳴く)という場面。
とくにメス鳥がオス鳥の歌を気に入らずにささーっと飛んでいく場面。
僕が5歳くらいのときでしょうか、
このブログにも登場する島の美人姉妹YちゃんSちゃんの家で
遊んでた時のこと。
僕はこの姉妹にあこがれていて、
どうにか気を引こうといきなり歌を歌ったんですね。
(ふたりとも絶対覚えてないだろうなあ)
そのとき流行ってた「ガンダーラ」のしかも英語の部分。
英語が歌えるオレ(ぜんぜん歌えてないのだけど)、かっこいいでしょ、な感じで。
そしたら、たぶんYちゃんの方だったと思うんだけど
「なんそれ?えいごのつもり?(失笑)」という
もうほんとシラ~っと凍えるような空気になり、
その寒さたるや、その後30年以上心のどこかにいつもつきまとっていて
「女性の前では決して歌うな」という戒めになっている。
だからカラオケも嫌いだ。
だから、歌うオス鳥に感情移入します。
「がんばれっ!がんばれっ!」って思ってしまう。