中村直史 10年10月09日放送
ジョン・レノンとオノ・ヨーコの
行動はいつも具体的だった。
戦争に反対して、
ふたりでベッドにこもりつづけたときも。
人種差別の愚かさを示すため、
袋に入ったままインタビューを受けたときも。
奇をてらいたかった訳ではなく、
具体的に、世界を変えたかったのだと思う。
ジョンが亡くなってからというもの、
ほぼ毎年、オノさんは、
ジョンの誕生日に
木を植えて過ごしているという。
今日、10月9日、世界のどこかに木がふえる。
ふたりの具体的な行動が、
今年もまた、ほんのすこし世界を変える。