三國菜恵 11年7月17日放送
ヨーロッパにゆかりのある芸術家/ロートレック
この人は自分と同じだ。
そう思える人に出会えたとき、
人の運命は大きく動くのではないかと思う。
フランスの画家、ロートレックも
ある日、運命的な出会いを果たす。
モンマルトルのキャバレー、「ムーラン・ルージュ」で。
お金持ちの家に生まれた彼とは
無縁の世界を生きているように見える、娼婦や踊り子たち。
そんな彼女たちと、彼はなぜか仲良くなった。
彼女たちは、人の肩書や見た目を気にしない。
小人のような背丈のロートレックにとって、
それははじめてのことだった。
やっとぼくは、ぼくと同じ背丈の娘たちを見つけたよ。
彼女たちを描いた、たくさんのポスターは
やがてロートレックの代表作となる。