五島のはなし(167)
「あじのすりみ」であります。
もしくは「あじのてんぷら」とも言います。
鯵の身だけを使ったさつま揚げ、と言えば想像しやすいでしょうか。
これが、うまい!
ふつう、こういった魚の練り物は、いろんな魚の身を使ってつくられています。
でも五島で食べられる「あじのすりみ」は、鯵オンリー。
家庭でもつくれます。つくりかたは・・・
●鯵をそのへんの漁港で釣ってきます。100匹くらい。
●一匹一匹はらわたととりのぞいていきます。
●尻尾を落としたら、あとは、ばあちゃんに手渡します。
●ばあちゃんは、鯵を骨ごとミンチですりおろします。いまはフードプロセッサでやるのでしょうが
ぼくのばあちゃんは手動のミンチ器を使ってた。
●すりおろした身を、すり鉢に入れ、塩、お酒などで味付けをしながら、
すりこぎでさらに身を細かく練っていきます。
●練ったものを、適当な大きさに丸めて油で揚げればできあがり。
揚げたてのあじのすりみはほっぺがとろけそうなうまさです。
噛んだ瞬間、鯵の濃縮されたうま味がじゅわ~っと広がり
次の瞬間、老若男女とわず、思わずこう叫びます。
「すげー!鯵、お前すげーよ!」と。
ちなみにぼくの父いわく、
「揚げるのもうまいが、お味噌汁の具にするのが世界最高」だそうです。
こんど、五島からあじのすり身をとりよせて
「揚げたてを食す会」を開催したいと思います。
(みたいなこと言っておいてやったためしがないんだよなあ・・・でもやる!)
すりみ味噌汁のパートナーは絶対あおさね
まちがいないね!それも書かんばやった!
こういうの大好きなんですよね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
送り先教えてください!
こんど帰った時おくりますので!
おお〜、揚げたてを食す会をぜひぜひ。
しかし、どこでやるんだ?