三島邦彦 12年5月13日放送
カクテル・ストーリーズ/フランクリン・ルーズベルト
1920年から1934年まで、
アメリカには禁酒法という法律があり、
酒好きは密造酒を飲むか
海外に行くしかなかった。
禁酒法を終わらせたのは、
合衆国大統領フランクリン・ルーズベルト。
ホワイトハウスでは
仕事を終えた大統領が自らシェーカーを握り、
スタッフにドライ・マティーニを振る舞う習慣ができた。
さあ、夜のとばりが降りた。ドライ・マティーニを飲んで童心に帰ろう。
マティーニを前にすると、人は正直になる。
その後、ソ連のスターリンにもマティーニを振る舞い、交渉を円滑に進めたという。
カクテル・ストーリーズ#6
「ドライ・マティーニ」