厚焼玉子 12年9月16日放送


なお
夢二の手紙 1 秋の気配
竹久夢二の手紙

 今日はぼんやりしたお月さま、
 ちょうどおまえのようだね。
 風がことこと障子をゆすると、
 人間はすべてさみしいものだと思う。

 いま日が暮れるところで
 紅い横雲が美しい。

大正10年の秋
夢二が留守をしている恋人に宛てて書いた手紙には
肌寒く、寂しい夜の景色が見える。

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