厚焼玉子 12年9月16日放送



夢二の手紙4

竹久夢二の手紙

 秀子へ
 こんなにまた、切ないやりとりをする自分を
 少しあわれに思う。
 秀子は、なんとも言って来ない。
 もしや、病気かしらともおもう。

 また今日も植木をいじろう。
 こんなときに、なんにも出来ない。

夢二の手紙は日記のようだ。
でも、この日記は返事を欲しがっている。

これが恋文というものかもしれない。

タグ:

«    »

topへ

コメントをどうぞ

CAPTCHA



login