名雪祐平 12年9月30日放送


Karva Javi
パラリンピックの父、子どもたち オスカー・ピストリウス選手

南アフリカの男子陸上選手、
オスカー・ピストリウス

ロンドン大会で
両脚義足の陸上選手では初めて
オリンピック、パラリンピック出場を果たした。

先天性の障害をもったこと。
義足の優位性への批判。
出場ルール、標準記録との闘い。

これまで、
いくつもの乗り越えなければならない壁が
ピストリウスの前に立ちふさがってきた。

それでも、彼は言う。

 敗者とは一番最後にゴールする人のことではなく、
 最初から挑戦することそのものを
 諦めてしまう人のことだ。

ピストリウスがいた夏、
障害がある者も、
障害がない者も、
分け隔てなく競う、その歴史的地点に
わたしたちは立ったのかもしれない。

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