藤本宗将 12年10月27日放送
kevin dooley
起業家という生き方 カール・ツァイス
19世紀初頭、
ドイツに生まれたひとりの少年が
ガラス職人の弟子として
レンズの製造を手伝いはじめた。
高熱でガラスを溶かし、
固まったら根気よく手で磨きあげる。
寝る間も惜しむ師匠の姿に、彼は学ばなかった。
勘と経験に頼る限界を悟り、
大学の聴講生として
数学や物理学、鉱物学などを学んだのだ。
そして30歳のときに起業。
社名は、彼自身の名をとって、カール・ツァイスといった。