2012 年 11 月 のアーカイブ

宮田知明 12年11月24日放送


dishhh
つづける人 森田一義

「笑っていいとも!」でおなじみ、
日本屈指のお笑いタレント、
タモリ、こと森田一義。

単独司会者としての
生放送の長寿記録として、
5000回達成の際に
ギネスブックに認定されたのが、
もう10年も前の2003年のこと。

その長く続ける秘訣を聞かれたところ、
タモリ曰く、

「反省しないこと。」

タモリ自身、「今日はすべっちゃったな」
と感じる日もある。
でも、クヨクヨ考えない。
次の日に引きずらない。

彼は、出演するすべての番組において、
一切反省会をしないという。

反省と聞くと、
それだけで正しいことのようにも感じるが、
「反省をしない」という決断の方が、
実は勇気のいることなのかもしれない。

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高田麦 12年11月24日放送


tigoespark
つづける人 旭天鵬

今年の大相撲夏場所。

史上最年長初優勝を飾った、
モンゴル出身の力士、旭天鵬。

今年、大島親方の定年退職により、
部屋が消滅。
5人の弟弟子とともに
友綱部屋に移籍したばかりだった。

優勝インタビューで、
この年齢でなぜ優勝できたのか、
と問われると、彼はこう答えた。

「新しい部屋には、若い力士たちがいて、稽古がよくできた。」

その言葉の裏には、
大変な努力があったのだろう。
でも、彼のこの飾りのない言葉には、
長く続けてこられたことに対する、
周りの人たちへの感謝の気持ちが現れている。

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渋谷三紀 12年11月24日放送



つづける人 小泉今日子

1985年に発売されたシングル曲
「なんてったってアイドル」。

その曲で、
アイドル自らアイドルと名乗り
注目を集めたのが、
ご存知、小泉今日子。

ことしで、デビュー30周年。
彼女は、こんなことを言っている。

人を好きになることを
経験するために、
アイドルはある。

最強のアイドルは、
最強のアイドル論を
生んでしまった。

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渋谷三紀 12年11月24日放送



つづける人 浅利妙峰

一大ブームとなった
万能調味料、塩こうじ。

その立役者が、浅利妙峰さん。
大分にある老舗こうじ屋の女将。

1000年以上の歴史をもち、
日本の食文化には欠かせない、こうじ。

しかし、みそや甘酒をつくる家庭が少なくなり、
いまや原料のこうじを売る店の多くが、
廃業に追い込まれている。

厳しい時代に、
こうじ屋を継いだ浅利さん。

専門書を読みあさる日々の中、
江戸時代の書物に「塩こうじ」を見つける。

アレンジを加え、売り出したところ大反響。
その後、塩こうじをつかった
オリジナルのレシピを1000以上も考え、
ニューヨークで講習会も行った。

守るだけでは、守れない。
浅利さんは、攻めつづけることで、
その看板を守りつづけている。

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高田麦 12年11月24日放送


Andy Heather
つづける人 小津安二郎

豆腐屋は豆腐しかつくれない。

映画監督・小津安二郎の言葉である。

いつも同じ作風の古くさいものしかつくれない、
という批判に対しての答えである。

戦後は、大きく変貌していく日本社会を投影するような
ダイナミズムにあふれた映画が多かった。
その中で小津は小市民の淡々とした日常を描き続けた。

日常というモチーフは、目立たない。
でも、それを追い求めると、個性になった。

小津の作品は、いまでも新鮮な魅力を放ち続けている。

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岡安徹 12年11月24日放送


Globovisión
ゴールを続ける人 リオネル・メッシ

世界最高のサッカー選手の一人、
リオネル・メッシ。

スペインのプロリーグ、リーガエスパニョーラ
でプレーするメッシは、今年これまでの
どのシーズンよりもゴールを決めてきた。

歴史が動いたのは、2012年11月11日。
今年76点目となるゴールを決め、サッカーの神様
ペレの持っていたリーガエスパニューラの
年間得点記録75点を抜いたのだ。

他の多くの選手で言えば7~8年分の得点を
1シーズンで獲得したことになる偉大な記録。

サッカーの神様をも鮮やかに抜き去り、
ゴールを続けて行くメッシ。

私たちは、歴史に残る選手の現役のプレーを
目の当たりにしている。

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岡安徹 12年11月24日放送



建築を続ける人たち サグラダ・ファミリア

サグラダ・ファミリア。
スペイン、バルセロナにあり、1882年の着工以来、
100年以上に渡り建造が続けられている教会堂である。
完成までに長い月日を要しているのには、理由がある。

建築家アントニオ・ガウディは、設計にあたって
いわゆる設計図をあまり描かなかった。
「美しい形は構造的に安定している。構造は自然から学ばなければならない」
と、自然の中に最高の形があると信じていたガウディは、
数学や方程式を使わず、力学的な実験に基づいた
模型の作成を重要視し、それに従って壮麗かつ丈夫な建造物を
生み出していったのだ。

予想外だったのは、スペイン内乱で当時の模型や資料が消失してしまったこと。
その後は、時代ごとの職人が伝承や大まかな外観のデッサン等を元に、
ガウディの設計構想を推測するといった形で建設が進められている。

いつまでも続く、職人たちの創意工夫。
もはや、それもサグラダ・ファミリアの魅力の一部になっている。

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0歳5ヶ月の育児のはなし。

産まれたばかりの赤ちゃんは、
お母さんの体から免疫を譲り受けているので
実は、あまり風邪をひいたりしません。
生後半年くらいから徐々に免疫が切れて
ばんばん風邪を引いたり体調を崩したりし、
少しずつ自分の免疫をつくっていくのだそうです。

というわけで、すーさん(美少年でぶ)も人生初の体調不良。
ここ数日、なんだか鼻水が出るなあと思いつつ、
相変わらずおでかけしたり、我が家で同級生の赤ちゃんと
顔合わせ兼忘年会をしたりしていたところ、
ある晩おっぱいを大量にリバースし
あっという間に39度の熱を出しました。
慌てて夜間病院に駆け込みです。

次の日には近所の病院に行ったのですが、
赤ちゃんが小さすぎるからなのか先生がそういう性格なのか
「診断」という感じのことは一切しないんですね。
「喉が腫れているねえ」とか「鼻水が出てるね」とか事実を述べるか、
「おかあさんがんばって」「心配よねえ」等の精神論(共感の言葉)なのです。
自分が今まで健康一直線で病院というものに縁の無い人生だったので、
これでいいのかな?こういうものなのかな?と
モヤモヤを抱えてしまいました。

うーん、うーん。
やっぱりこのままじゃ良くない気がするなあ。

それでどうしたかというと、
正直に先生に言ってしまいました。
すみませんちょっとモヤモヤします。って。
そうしたら、はいはい了解—って感じで
大学病院への紹介状を書いてくださいました。

おお、意外とフットワークの軽い先生で良かった。
怒られるかと思ったぜ。。。

で、次の日に改めて大学病院に行きました。
採血検査(号泣)をしてRSウィルスという
3歳くらいまでの子どもは誰でも一度は感染するというウイルスが原因と判明。
ついでに鼻水も吸引してくれました。すっきり。
(赤子はチーンができないので、水っぱなになると苦しいんです)

そして病気リテラシーの低いおかあさんには
「赤ちゃん用ポカリをたっぷり飲ませる」
「おしっこの量が少なくなったら病院に行く」
などの基本的な対応を教えてくださいました。

多分、人によっては
わかりきったことを言わないでくれってくらい
先生の説明は噛み砕かれて丁寧で。
しかし(しつこいんですが)
私は一晩寝て不調が治らなかったことがなく
体調不良って何!?看病って何!?という人間だったので
懇切丁寧に指導してもらったことで本当に安心できました。

そんなこんなでおかあさんの気持ちもスッキリし、
すーさんも3日くらいで平熱に戻り、
一週間で元気な美少年(でぶ)に戻りました。
年末も差し迫っていたので、家族中でよかったよかった、と安堵。

と思ったら、
9行目で開催した忘年会で友人の子ども(3ヶ月)に
伝染していたことが判明。
なんと、人生初のクリスマスを病院のベッドで過ごさせてしまいました。
う、うわーん!!
風邪は予防が大事!!

ごめん!!

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佐藤理人 12年11月18日放送



007シリーズ50周年① イアン・フレミング

ケンカが強くて頭脳明晰。
女性にモテモテなイケメンスパイが、
秘密道具とスーパーカーで世界を救う。

男なら誰もが一度は憧れる男。
007ことジェームズ・ボンド。

この荒唐無稽なスーパーヒーローは、
原作者イアン・フレミングが
第二次大戦中にイギリス情報部で監視していた
実在のスパイを元に作られた。

彼が007シリーズを書き始めたのは、
自身の結婚式前夜のこと。

43歳にして初婚という

 恐怖心への解毒剤

だったと言う。

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佐藤理人 12年11月18日放送



007シリーズ50周年② ショーン・コネリー

初めての仕事は牛乳配達だった。
やがて男は世界を救うヒーローになった。

世界最長の映画シリーズ「007」。
初代ジェームズ・ボンド、
ショーン・コネリーの人生は、
その華麗な役柄とは正反対だった。

貧しい家に生まれ、中学卒業と同時に就職。
第1作「ドクターノオ」で
ボンド役に抜擢されたのは1962年のこと。
様々な職を転々とした後、
32歳で初めてつかんだチャンスだった。

頭髪が寂しくなりかけたこの無名の新人を見て、
原作者イアン・フレミングは猛反対したと言う。

それから半世紀。
彼を超えるボンドはまだ出ていない。

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