パウル・クレー「食卓の言葉」
ゾフィー
チュニジア旅行から戻った画家クレーは、
無名ながらも絵を描き続ける。
しかしそれも、第一次世界大戦で中断。
兵士となって家を離れることになる。
クレーは、家族の食事の心配をし、
ゾフィーという女性に家事を頼む。
戦争中の彼の日記には、軍務についての記述や、
芸術への深い思索が綴られている。
もちろん家族への愛情も。
3月14日。やっと手紙が来た!
手紙がこんなに嬉しいものだとは!
ただ、手紙の調子がちょっともの悲しすぎる。
フェリックスは、ゾフィーは料理が上手だと言う。
嫉妬しているのである。