藤本宗将 12年12月29日放送
10番目のムーンウォーカー:チャールズ・デューク
アポロ計画が成功したあと、
それがアメリカによるねつ造だと疑う者もいた。
「月面で撮影されたはずの写真なのに、
空に星が写っていないのはなぜか?」
「月面は真空であるはずなのに、
星条旗がはためいているのはなぜか?」
もちろん科学的な根拠を示すことはできる。
星が写っていないのは、
地面に露出を合わせているから。
星条旗がはためいているのは、
地表へ旗を立てたときの反動で動いているから。
だが実際に月面を歩き、そこから青い地球を眺めた者たちにとっては
いちいち反論するのもバカバカしかったのだろう。
アポロ16号の月着陸船パイロットとして月面を歩いた
チャールズ・デュークはこう答えている。
「俺達は9回も月に行っているんだ。
もし嘘なら、なんで同じ嘘を9回もつく必要がある?」
真実を知る月面歩行者は、現在までに12人しかいない。