「子どもへの言葉/モーリス・センダック」絵本とは
絵本、というとみんな
ごく小さい子どもに読んでやるための、
絵のたくさんはいったやさしい本、と考えがちだ。
けれど「かいじゅうたちのいるところ」の作者、
モーリス・センダックはそうではないという。
子どもは大人が認めているより
ずっとたくさんのことを知っているのを、
芸術家は理解しています。
大人が知るべきではないと考える怪しいことに
子どもたちは、どんどん取り組んでいくのです。
彼は、人生から子どもを護ることは不可能だという。
だから絵本を一生懸命描くことで、
子どもにその人生について語ってるのだと。