佐村河内守さんの生き方7
「交響曲第1番 HIROSHIMA」
この曲は、作曲家 佐村河内守さんの人生そのもの、なのかもしれない。
被爆二世としての生い立ち。
母とともに、レッスンに明け暮れた幼少時代。
度重なる偏頭痛の発作。
音楽家という夢。
全ての聴力を失う恐怖。
弟の死。
ゲームや映画音楽の作曲。
信頼できる仲間との日々。
二度の自殺未遂。
盲目の少女との運命的な出会い。
枚挙にいとまがないほどの出来事が、
佐村河内さんを支えた。そして苦しめた。
彼は言う。
「闇が深ければ深いほど、祈りの灯火は強く輝く」
この曲は、全ての人に、希望の光を見せてくれる。
絶望という暗闇の奥に、ほんの少しだけ輝いて見える、
小さな暖かい光を。