奥村文乃 13年2月9日放送
チョコと夢
チョコレートが大好きな子供だった。
作家ロアルド・ダール。
彼が通っていた学校のそばには、
イギリス王室御用達のお菓子メーカー、
キャドバリーの工場があって
生徒たちは新製品のチョコレートを試食する楽しみがあった。
チョコレート工場の発明室で働きたい。
ロアルドのそんな夢から、
代表作『チョコレート工場の秘密』は生まれた。
彼は作品の中で、夢を実現させたのである。
幼いころみた夢は、すべて叶うなんてことはない。
でも、大人になったとき
その夢は間違いなく
自分自身を動かす原動力になる。